盤古とは? わかりやすく解説

ばん‐こ【盤古/盤固】

読み方:ばんこ

中国神話で、神人の名。天地開闢(かいびゃく)の時初め出現しその死後、からだの各部分が、日月をはじめ、天地万象化したとされる


ばんこ 【盤古・盤固】

中国神話開闢説話中の神。長身巨大で、死んだら頭は四岳に、目は日月に、脂は江河に、毛髪草木になったという。転じて太古大昔をいう。

盤古

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/09 13:23 UTC 版)

盤古(ばんこ)は中国神話で、天地開闢の創世神とされる。道教に組み込まれて以後は、盤古真人・元始天王とも称される。古代中国における世界起源神話の一つであり、古典籍および民間伝承にその神話伝説を見ることが出来る。


注釈

  1. ^ 皮膚に生えていたうぶ毛などをさすと考えられる[3]
  2. ^ 秦や漢での俗説として『述異記』には、盤古の頭が東岳・腹が中岳・左臂が南岳・右臂が北岳・足が西岳なのであるという説を記している[4]

出典

  1. ^ a b c 出石 (1943), pp. 20–22, 71–74.
  2. ^ 袁 & 鈴木 (1993), pp. 104–107.
  3. ^ 伊藤 & 松村 (1976), p. 11.
  4. ^ 出石 (1943), p. 23.
  5. ^ 孫樹林「盤古の天地開闢と道家思想」『島根大学外国語教育センタージャーナル』第8巻、島根大学外国語教育センター、2013年3月、49-60頁、NAID 110009766707 
  6. ^ 廣田ら (1997), p. 191.
  7. ^ 『華商報』「應龍生盤古的傳說」.
  8. ^ a b c 村山 (1981), pp. 330–340, 410.
  9. ^ a b 『榻鴫暁筆』 (1992), pp. 36–37.
  10. ^ a b 村山 (1981), pp. 398–399.
  11. ^ 脇田 (1991), pp. 4–7.
  12. ^ 廣田 律子「中国起源の神 -盤古-」『国際経営論集』第37巻、2009年、127-136頁、ISSN 0915-7611 
  13. ^ 神道叢説』 「神道大意」国書刊行会 p.11(国立国会図書館)
  14. ^ 国民思想叢書. 神道篇』 加藤咄堂 編 国民思想叢書刊行会 p.20
  15. ^ You et al., 2014.
  16. ^ You et al., 2014,
    "Etymology. The genus name is from “Pangu” (Chinese), well known in Chinese mythology as the first living being and the creator of all reality, and “raptor” (Latin), meaning “thief” or “robber”.".


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盤古(ばんご)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 15:54 UTC 版)

機甲盤古」の記事における「盤古(ばんご)」の解説

不思議な力持っている亀形ロボット全ての漢字”を操る能力があって、背中にあるパネルに字を書けば現実そのまま現れる力を持っている。ただし一度使った漢字使用することができないロボットにもかかわらず感情豊かで困っている人を見捨てられないお人よし正体は“機甲兵”という古代の兵器だった。

※この「盤古(ばんご)」の解説は、「機甲盤古」の解説の一部です。
「盤古(ばんご)」を含む「機甲盤古」の記事については、「機甲盤古」の概要を参照ください。

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