寓話とは? わかりやすく解説

ぐう‐わ【×寓話】


寓話

読み方:グウワ(guuwa)

教訓処世訓風刺などを内容とし、動物や他の事柄託して語られる物語


寓話

作者マキアヴェッリ

収載図書渋沢龍彦文学館 1 ルネサンスの箱
出版社筑摩書房
刊行年月1993.3


寓話


寓話

作者ロバート・フォックス

収載図書SUDDEN FICTION超短編小説70
出版社文芸春秋
刊行年月1994.1
シリーズ名文春文庫


寓話

作者マシャド・デ・アシス

収載図書堀口大學全集 補巻 2(飜訳作品 2) 復刻版
出版社日本図書センター
刊行年月2001.12


寓話

作者矢田津世子

収載図書茶粥の記
出版社五城目町教育委員会
刊行年月2003.3
シリーズ名矢田津世子作品集


寓話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 03:30 UTC 版)

寓話(ぐうわ、: allegory, fable)とは、比喩によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それによって諭すことを意図した物語。名指しされることのない、つまりは名無しの登場者は、動物、植物、自然現象など様々であるが、必ず擬人化されている。主人公が、もしくは主人公と敵対者が、ある結果をひき起こしたり、ある出来事に遭遇する始末を表現したりする本筋は、なぞなぞと同様な文学的構造を持ち、面白く、不可解な印象を与えることによって読者の興味をひき、解釈の方向を道徳的な訓話に向ける特性を持つ。民話によく見られるように、物語の語り末には寓意的な解釈を付け加えることが習慣的に行われてきた。


  1. ^ Ebeling, Die Babylonishe Fabel und ihre Bedeutung für die Literaturgeschichte (1931).
  2. ^ Kazya Akimoto, Ante-Aesopica: Fable Traditions of Ancient Near East. (Vanderbilt University: 2010, UMI/ProQuest AAT 3441951)
  3. ^ Dharma, Krishna (transl.) Panchatantra - A vivid retelling of India's most famous collection of fables (2004: Badger CA, USA: Torchlight Publishing: ISBN 978-1-887089-45-6)
  4. ^ 国文学研究資料館 『伊曽保物語』


「寓話」の続きの解説一覧

寓話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 06:09 UTC 版)

神話」の記事における「寓話」の解説

神話は寓話を元にしているという説がある。それによると、アポローンは火、ポセイドーンといった具合自然現象を扱う寓話が神話変化したという。また哲学的概念霊的概念を表す寓話を元にした神話もあり、例えアテーナー賢明な判断アプロディーテー願望を示すという。19世紀サンスクリット文学者フリードリヒ・マックス・ミュラー神話寓話的理論纏め当初神話は自然を語る寓話として形成されたが、やがて文字通りに解釈するようになった主張した例えば、「raging」という表現は元々は海が「荒れ狂う」ことを表現していたが、これがやがて海を司る神の「激怒する性格現すようになったと言う

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寓話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/26 04:12 UTC 版)

宮地神社 (七所宮)」の記事における「寓話」の解説

七所宮の夜泣き貝 雨が降る日、神社境内にある小さな巻貝現れる。その巻貝子供の下に敷くと、子供夜泣き止まると言われている。

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寓話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 08:28 UTC 版)

月は緑のチーズでできている」の記事における「寓話」の解説

さまざまな国の比較神話学には、月の反射見て丸いチーズ間違える人に関する一連の物語がある。 キツネオオカミ水の中の月反射チーズであると信じさせ、オオカミ飲み干してチーズ手に入れようとして破裂するというスラヴ神話水中での月の反射追いかけるために骨を落とすハイエナズールー族物語月明かり夜に農民ロバをやるというオック語文学物語が月を覆い隠し農民ロバが月を飲んだ思って殺して月を取り戻す。 ナスレッディン・ホジャが月が井戸落ちた思って、それを引き出すためのロープチェーン手に入れた。彼が努力する中でロープが切れ、彼は後退したが、空に月が見えるのを見て、月が安全であるとアッラー賛美するトルコ民話反射月るののめに尻尾使って釣りをしするオカミスコットランド物語。 — G. H. McKnight

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寓話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:13 UTC 版)

イヴァン・クルィロフ」の記事における「寓話」の解説

203編のクルィロフ寓話は、「烏と」「二羽の鳩」「ライオン」のようにイソップラ・フォンテーヌから、また、隠者と熊」「潜水夫」のようにインド寓話から題材をかりたものの他は、大半創作である。1788年クルィロフ訳したラ・フォンテーヌ3編を読んだ当時高名な寓話作家ドミートリエフのすすめが、寓話執筆のきっかけとなったらしい。ラ・フォンテーヌ以降芸術作品としての寓話を発展させ、冬の詳しい描写加えたクルィロフ物語ロシア風土密着し、登場する動物たちさえロシア人風貌備えているといわれる劇作諷刺雑誌エカチェリーナ2世不興を買い、8年間も地方生活を余儀なくされた結果クルィロフ反体制思想を「イソップ言葉」で表現し、つまり真実屈折させ自分感情を隠す方法編み出した、と考えられる1817年からのポーランド語訳を初めとして、英・仏・独・伊の諸国語に翻訳された。国内でもその詩の文体プーシキンに、ユーモアのある描写ゴーゴリに、鋭い諷刺シチェドリンに強い影響与えた。その他、諺のように作品に『寓話』を引用した例は、ドストエフスキーなど枚挙にいとまがない。 1806 と葦 聟選びやかましい娘 老人三人若者 1808 こおろぎ 烏と 雄牛 猟場ライオン 子羊 百姓死神 狐と葡萄 旅行者 隠者と熊 1809 おんどり真珠の粒 ライオン ジュピター ライオン人間 世界疫病 二羽の鳩 1811 子烏 痛風蜘蛛 大金持貧し靴屋 1816 狼と鶴 女主人二人召使い 1819 羊飼いと海 欲深めんどり 1825 年老いたライオン 釜と土鍋1834 ライオンと鼠

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寓話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 19:50 UTC 版)

フィシオロゴス」の記事における「寓話」の解説

フィシオロゴス』には実在の動物だけではなく架空の動物樹木鉱石取り混ぜている。初期のキリスト教徒達はこれらを民衆教義親しみやすくさせるためのアレゴリーとして使用したといわれるライオンはその雌が子供死産した時、その父である雄はその子達に3日間息を吹きかけるか、咆哮することによって生き返らせるフェニックスは自らを焼き、その灰の中から若返って飛び立つペリカン自分の胸を引き裂き、その血でヒナ蘇生させるユニコーン汚れなき処女の許に親しげに近づいて首をその胎に憩わせ、彼女に捕らえられてしまう。 キツネ飢えると、達をそそのかして自分のそばに来させるために、死んだふりをする。 キジバトキジバトのように(恋人達のように)生きる

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寓話

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 14:06 UTC 版)

名詞

 (ぐうわ)

  1. 擬人化した動物などに例え教訓風刺などを織り込んだ

発音(?)

ぐ↗ーわ

翻訳


「寓話」の例文・使い方・用例・文例

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