『ギュルヴィたぶらかし』とは? わかりやすく解説

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『ギュルヴィたぶらかし』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 07:46 UTC 版)

ナンナ (北欧神話)」の記事における「『ギュルヴィたぶらかし』」の解説

『ギュルヴィたぶらかし』によると、バルドルロキの裏切りによって盲目の神ヘズ誤って殺されたとき、彼女は悲しみ打ち倒され死んだその後彼女は、バルドル並んで彼のフリングホルニの上火葬積み(en)に置かれ海へと送り出された。後に、ヘルモーズ黄泉の国からバルドル連れ戻すべくバルドル探索出発しヘルの館に入った時、彼はバルドルナンナ並んで高位の席にいるのを見た2人ヘルモーズに他の神々への贈り物届けさせた。それらは、フリッグへの布、フッラへの指輪、それらに加えてバルドルによってオーディン送り返されドラウプニルであった

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『ギュルヴィたぶらかし』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 16:10 UTC 版)

バルドル」の記事における「『ギュルヴィたぶらかし』」の解説

『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』では、『古エッダ』とはまた異なエピソード語られている。 バルドル神々中でもっとも美しく万人愛された。ある日から悪夢を見るようになると、これを心配したフリッグ世界中生物無生物に彼を傷つけないよう約束させた。そのため、いかなる武器でも彼を傷つけることは出来なくなった。だがこのとき実は、たった一つヤドリギだけは若すぎて契約出来ていなかった。 傷つかなくなったバルドル祝い神々バルドル様々なものを投げつけるという娯楽ふけっていた。だが、ヤドリギのことを知ったロキが、バルドル兄弟盲目のために遊戯の輪から外れていた神ヘズたぶらかしヤドリギミスティルテイン)を投げさせた。これによりバルドル命を落としてしまった。 これを嘆いたフリッグ応えてバルドルの弟のヘルモーズ死の国ヘルヘイム向かい女王ヘルに彼を生き返らせてくれと頼んだヘルは「本当に全世界の者が彼のために泣いているというならば生き返らせてやろう」と約束したフリッグ頼みで、本当に全世界あらゆる生物無生物彼のために泣いた。ところが、たった一人巨人の女セックソック)が泣かなかったのでバルドル戻ってこなかった。このセック正体は実はロキで、このことから彼は神々捕らえられ罰を受けることになったバルドルの死によって光を失った世界は、やがてラグナロク迎える。『ギュルヴィたぶらかし』及び『古エッダ』『巫女の予言』伝えるところでは、オージンはじめとして多くの神が死に世界滅ぶ。やがて新し大地浮かんでくると、バルドルヘズと共によみがえってくる。

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『ギュルヴィたぶらかし』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/21 01:24 UTC 版)

フリズスキャールヴ」の記事における「『ギュルヴィたぶらかし』」の解説

散文のエッダ第一部『ギュルヴィたぶらかし』の4箇所で、スノッリ・ストゥルルソンはこの高座言及している。 最初にスノッリは、むしろ住居として紹介するようである。(第9章) 「フリズスキャールヴ呼ばれる住居がある。そして、万物の父がその高座座った時、全世界見渡しあらゆる人々行為視界にとらえ、彼が見たすべての物事知った。」 また、後のほうでは、フリズスキャールヴ自体高座だとはっきりと謳っている。(第17章) 「ヴァーラスキャールヴ名付けられた、もう一つ巨大な住居があり、オーディンがそれを占有する神々がそれを造り純銀葺いた。そして、その広間中にあるのがフリズスキャールヴで、そのように呼ばれる高座である。万物の父がその高座に座るときはいつでも、地上すべてを眺めている。」 フリズスキャールヴに関する3番目の記載は、『スキールニルの歌』から引用したゲルズへの求婚をスノッリが語る箇所である(第37章。詳細次節)。 最後にスノッリは、ロキバルドル殺したことで神々の元から逃げた後、オーディンフリズスキャールヴから世界眺めることで彼の潜伏先発見したことを語っている。(第50章)

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