『巫女の予言』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 17:21 UTC 版)
『巫女の予言』では、まず、神々の場所がおそらくは朝焼けや夕焼けによって赤く染まり、太陽が暗く天候の悪い夏が続くことが語られる。女巨人エッグセール(en)が竪琴を弾くそばで雄鶏のフィアラル(en)が、アース神族の場所でグリンカムビが、ヘルヘイムで雄鶏が鳴く。ヘイムダルはギャラルホルンを吹き、オーディンはミーミルを訪ねる。巨人フリュムが東から攻めてくる。ヨルムンガンドも波を立てて迫る。また東の海からはムスペルを乗せロキが舵をとる船がやって来る。スルトは南から炎を携えて進む。こうした中で人々はヘルの元へ行くこととなる。 オーディンはフェンリルに倒されるが、直ちに息子のヴィーザルがフェンリルの心臓を剣で貫く。フレイはスルトと戦う。トールはヨルムンガンドと戦うが、その毒を浴び、9歩退いて倒れる。やがて太陽が光を失い、星々が消える。炎と煙が噴き上がる中、大地は沈没する。 やがて海中からは緑なす大地が現れる。生き残ったアース神族はイザヴェルに集まるが、そこにはバルドルとヘズが戻ってくる。ヘーニルもいる。オーディンの2人の兄弟の息子達が天(風の住居)に住むと語られる。ギムレーには誠実な人々が暮らす。ニザヴェッリルから舞い上がった黒い竜ニーズヘッグはやがて沈んでいく。
※この「『巫女の予言』」の解説は、「ラグナロク」の解説の一部です。
「『巫女の予言』」を含む「ラグナロク」の記事については、「ラグナロク」の概要を参照ください。
- 『巫女の予言』のページへのリンク