『スノッリのエッダ』
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「ヘンギストとホルサ」の記事における「『スノッリのエッダ』」の解説
13世紀のアイスランド人スノッリ・ストゥルルソンが書いた『スノッリのエッダ』では、序文において短くヘンギストに言及している。彼はキリスト教徒の視点からゲルマン人の歴史をエウヘメリズム的に解釈し、その中でオーディンが3人の息子をザクセンに送ったとした。その中で東ザクセンの支配者となったのがVeggdeggという人物で、その子の一人がウィトルギルス(Vitrgils)、その子がウィッタ(Vitta)、そしてその子がヘンギストであるとした。
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『スノッリのエッダ』
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スノッリのエッダの『詩語法』 (4) においてトールが「スルーズの父」(faðir Þrúðar)というケニングで呼ばれる場面があり、Eysteinn Valdasonはトールをたたえる詩の中でこのケニングを用いているほか、『詩語法』(21) では、スルーズの母としてシフの名が挙げられている。 ブラギ・ボッダソン(英語版)の『ラグナル頌歌』では、霜の巨人の一人であるフルングニルについて「スルーズの奪い手」というケニングが割り当てられているものの、このケニングの由来について直接的に言及した資料は存在しない。 スノッリがトールとフルングニルの戦いについて言及している『詩語法』 (17)では、全く異なる原因について言及されており、スカルド詩人フヴィーンのショーゾールヴル(英語版)の『長き秋』では理由もなく戦う様子が描写されているだけである。 『長き秋』では「巨人スィアチによるイズンの拉致」と「トールとフルングニルの戦い」が『スノッリのエッダ』への引用という形で現存している。スカルド詩の研究者であるマーガレット・クルーニーズ・ロス(英語版)は、いずれの話も巨人が女神を拉致して失敗に終わった挙句殺されるという内容であることから、これらの2つのエピソードは補足的なものではないかとみている。 また、エイリーヴル・ゴズルーナルソン(英語版)のスカルド詩『ソール頌歌』(18)では、トールに対して「スルーズに対して激しい熱望を抱く者」(þrámóðnir Þrúðar)というケニングが使われている。
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『スノッリのエッダ』
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「ウートガルザ・ロキ」の記事における「『スノッリのエッダ』」の解説
ウートガルザ・ロキは『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第46-47章に登場する。幻を操る術や奸智にたけた策を得意とする。 雷神トールがウートガルズを訪れた際は、まず変装してスクリューミルになり、遠方の山を自分の頭部だとトールに見誤らせてミョルニルで殴打させるなど、幻術でたぶらかした。 トールが、ロキ、従者のシャールヴィ、レスクヴァを連れて自分の城に訪ねてくると、さっそく技比べを申し出た。そして、ロギ(野火)、フギ(思考)、海に繋がった角杯、灰色の猫に変身させたヨルムンガンド、エリ(英語版)(老い)を用いて、トール一行を打ち負かした。
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『スノッリのエッダ』
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獰猛なフェンリルは最初は神々の元で拘束されていたが、餌をやる勇気があったのはテュールだけだった。やがてフェンリルをグレイプニルに繋ぐことになった際、疑り深いフェンリルはグレイプニルが危険でないことの証明のため誰かの腕を自身の口内に入れることを要求し、他の神々が戸惑っているのを見てフェンリルが嘲笑する。それを見たテュールはこれはまずい、と思い自ら腕を入れる。グレイプニルに繋がれたあとフェンリルはそれを壊すことが出来ないと悟ったが既に遅く、怒り狂ったフェンリルはテュールの腕を噛み切った。テュールに片腕が無いのはそのためである(『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第34章による)。
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