アーサー・ラッカムとは? わかりやすく解説

アーサー・ラッカム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 05:16 UTC 版)

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アーサー・ラッカム
Arthur Rackham
ラッカムの自画像『トランスポンティン・コックニー』(1934年)
生誕 (1867-09-19) 1867年9月19日
イギリスロンドン
死没 1939年9月6日(1939-09-06)(71歳)
イギリスサリー
国籍 イギリス
著名な実績 イラストレーション

アーサー・ラッカム(Arthur Rackham, 1867年9月19日 - 1939年9月6日)は、イギリス挿絵画家。典型的な中流家庭の三男に生まれる。保険会社に勤務しつつ挿絵画家を志した。特にメルヒェンファンタジーの挿絵で知られている。

生涯

ラッカムは12人兄弟の一人としてロンドンに生まれた。18歳からウェストミンスター火災保険会社に勤める傍ら夜学の美術学校に通い、絵入り雑誌にスケッチを寄稿。1892年、25歳のときに勤めを辞し、創刊時の『ウェストミンスター・ヴァジェット』誌でイラストレーターとして活動をはじめる。1893年に初めて本の挿絵を手がけ、以後挿絵画家として生涯にわたり数多くの挿絵を制作した。

1903年に肖像画家のイーディス・スターキーと結婚し、1908年に一女をもうけた。1906年ミラノの国際美術展で金賞を獲得、1911年バルセロナの国際美術展でも金賞を受賞。生前よりパリルーブル美術館を始めヨーロッパのほとんどの首都で彼の原画展が開催されている。ラッカムは1939年、によりリンプスフィールドの自宅で死去した。

主な作品

グリム童話集』『ガリバー旅行記』(1900年)、『リップ・ヴァン・ウィンクル』(1905年)『ピーターパン・イン・ケンジントン・ガーデンズ』(1906年)、『不思議の国のアリス』(1907年)などの児童向けの作品がよく知られており、特に『不思議の国のアリス』はジョン・テニエルのものに次いで人気が高い。そのほか『真夏の夜の夢』(1908年)、『ウンディーネ』(1909年)やエドガー・アラン・ポーの作品集など大人向けのものも手がけている。

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