アスキー‐アート【ASCII art】
アスキーアート
アスキーアートとは、文字や記号を並べたり組み合わせたりして作成する絵画のことである。
等幅フォントで見ることを前提として発達したサブカルチャーであるが、WindowsのようなGUIを備えたOSが普及している状況では、閲覧者が等幅のフォントで見るとは限らず、また、閲覧環境の種類が増えたため機種依存文字が使えないなどといった制約も増えている。したがって、現在では、ASCIIアート自体をテーマにしたWebサイト等で「作品」を発表する程度になっている。
また、プロポーショナルフォントで描かれたASCIIアートも存在するが、同じフォントでも大きさによって微妙に文字幅が変わることに加えて、フォントごとに文字の幅が違うため、作者と同じ環境で閲覧しなければ表示が崩れるといった同様の現象が起こる。
過去に、パソコン通信において仲間内での趣味的なものとして使用されていたものが、現在でも、画像掲載機能のない電子掲示板や、アスキーアート自体を扱っているサイトなどにおいてのみ用いられているのが現状である。
アスキーアート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/05 01:33 UTC 版)
アスキーアート(ASCII art)とは、プレーンテキストによる視覚的表現技法のこと。テキストアート、活字アート、絵文字などとも呼ばれる。しばしばAAと略される。ASCIIでない文字コードのテキストアートも日本語では「アスキーアート」と呼ぶ。
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- ^ Joan G. Stark, "The History of ASCII (Text) Art", 2001.
- ^ Paul Robert, "Typewriter Art", The Virtual Typewriter Museum, 2005.
- ^ The Original ASCII Art Was Just This Guy and His Typewriter, GIZMODO.COM, 2014年1月23日付
- ^ ジョアン・スターク, DEVELOPMENT OF (ASCII) TEXT ART, 2000年.
- ^ RTTY art made easy, RTTY Journal 1970年11月号.
- ^ Wayne E. Carlson, "1966 Studies in Perception I by Ken Knowlton and Leon Harmon (Bell Labs)", 2003年.
- ^ Wayne E. Carlson, An Historical Timeline of Computer Graphics and Animation[リンク切れ], オハイオ州立大学デザイン学部, 2003年.
- ^ 顔文字の歴史(Web Archives), 針谷喜久雄(通商産業省電子技術総合研究所)
- ^ 顔文字の起源:若林泰志[リンク切れ]
- ^ 顔文字の歴史
- ^ たとえば2ちゃんねるでは、デバイスとしてウェブブラウザを使う関係上、大半のWindows用ブラウザのデフォルトであった「MS Pゴシック」がアスキーアート用フォントのデファクトスタンダードとなり、後年には「モナーフォント」を皮切りとして、MS Pゴシックと全く同じ文字幅で設計されたフォントが多数制作されている。
- 1 アスキーアートとは
- 2 アスキーアートの概要
- 3 歴史
- 4 欧米での使用
- 5 脚注
アスキーアートと同じ種類の言葉
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