コンセプチュアル‐アート【conceptual art】
コンセプチュアル・アート
コンセプチュアル・アート
【英】:CONCEPTUAL ART
概念芸術。マルセル・デュシヤンにその源を発し、1961年にアメリカの美術家ヘンリー・フリントが「コンセプト・アート」という言葉を用い、1967年に同じくアメリカの美術家ソル・ルウィットが「概念芸術論」を著わし一般化した用語。狭義には、言語による記述、写真や図表による表示など、1960年代末のイリュージョンを最小限にしようとしたミニマル・アート以後の現代美術のひとつの傾向を示す言葉である。ここではコンセプチュアルとは、作品の物質的、視覚的側面に対して、観念的な面の強調を示しており、観念芸術(IDEA ART)と呼ばれたこともある。また、ここで問題とされているのは、なによりも芸術の概念(コンセプト)についてであるという意味においては、アメリカのジョセフ・コススやイギリスのアート・ランゲージに見られるような、芸術の概念そのものにかかわる芸術、芸術の芸術による定義の試みともいえる。日本の作家としては、河原温(かわら・おん)がよく知られている。
コンセプチュアル・アート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/19 13:46 UTC 版)
コンセプチュアル・アート (Conceptual art) は、1960年代から1970年代にかけて世界的に行われた前衛芸術運動。アイデア・アート (Idea art) とも呼ばれる。日本では当時概念芸術や観念芸術と訳され、美術評論家の千葉成夫は代表作家として高松次郎、先駆者として松澤宥、後継者として柏原えつとむの名前を挙げた「日本概念派」のムーブメントもおこっていた[1]。1966年から1972年にかけてが最盛期。この項では、当時もっとも先鋭的だった欧米の動きについて概観する。
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- 1 コンセプチュアル・アートとは
- 2 コンセプチュアル・アートの概要
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コンセプチュアル・アートと同じ種類の言葉
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