レディ・メイドとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > レディ・メイドの意味・解説 

レディー‐メード【ready-made】

読み方:れでぃーめーど

できあいの品。特に、既製服。⇔オーダーメード

「レディー‐メード」に似た言葉

レディ・メイド

読み】:レディ メイド
【英】:READY-MADE

既成品」の意味近代美術では、オブジェジャンルのひとつに相当するもので、実用のために作られ既成品に、その最初目的離れて別個な意味を持たせたもの。マルセル・デュシャンが、1917年便器そのものを「泉」と題して作品として提示したのをはじめ、びん掛け自転車の車輪シャベルなどを芸術作品として提出したのに端を発している。量産され機械文明製品そのまま提示するという点で、そこには一点制作の手仕事であった芸術への批判込められていると同時に物体対す新し認識への方向性示されている。デュシャンは、これらを「芸術非人間化」「物体対す新し思考」と呼んでいる。自然物未開人オブジェとは異なり、かなり社会性が高いものである。これらは、戦後ジャンク・アート廃物芸術)やアッサンブラージュ寄せ集め芸術)、またポップ・アートなどへ大きな影響与えている。

レディメイド

作者嶽本野ばら

収載図書エミリー
出版社集英社
刊行年月2002.4

収載図書エミリー
出版社集英社
刊行年月2005.5
シリーズ名集英社文庫


レディメイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/02 23:33 UTC 版)

レディメイド英語: Ready-made)とは、既製品のこと。反対語はオーダーメイド


  1. ^ デュシャンが初めて「レディメイド」という文字を使ったのは1916年1月の妹スュザンヌへの手紙の中であるらしい[1]
  2. ^ 1913年に、台所用の腰掛けの上に一個の車輪を固定し、これが回転するのを眺めるという名案を思いつき、数ヶ月後には冬の風景画の複製を買って、その絵に自分で手を加えて「薬局」と名づけている。ニューヨークの金物屋で買った一本の雪かきシャベルに「折れる腕に具えて」と書き加えたのが1915年[2]
  1. ^ M・デュシャン、C・トムキンズ『マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ』河出書房新社、2018年、P.50頁。 
  2. ^ M・サヌイエ編『マルセル・デュシャン全著作』未知谷、1995年、P.287頁。 
  3. ^ Johann, Naldi (April 2022). Arts incohérents, discoveries and new perspectives. Paris: Lienart. pp. 164–183. ISBN 978-2-35906-366-0 


「レディメイド」の続きの解説一覧

レディメイド(RM)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:35 UTC 版)

日本オーチス・エレベータ」の記事における「レディメイド(RM)」の解説

1966年発売され初代ロープ式規格エレベーター

※この「レディメイド(RM)」の解説は、「日本オーチス・エレベータ」の解説の一部です。
「レディメイド(RM)」を含む「日本オーチス・エレベータ」の記事については、「日本オーチス・エレベータ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「レディ・メイド」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レディ・メイド」の関連用語

レディ・メイドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レディ・メイドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
徳島県立近代美術館徳島県立近代美術館
Copyright:徳島県立近代美術館.2024
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレディメイド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本オーチス・エレベータ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS