作品の恒久性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 02:02 UTC 版)
通常の美術作品とはちがって、ランド・アートでは作品の恒久性が必ずしも前提にされない。それは、作品の素材によって、作家の意思によって、場合によっては作家以外の第三者の意思によって、ケース・バイ・ケースで決まる。デ・マリアの「マイル・ロング・ドローイング」はチョークを使ったもので、現在では記録写真でしか見ることができない。しかし同じデ・マリアの「稲妻の平原」は、設計段階から保存が前提とされた作品である。「スパイラル・ジェティ」は、1999年、スミッソンの遺族からディア財団に譲渡されたが、その後も保存方針が不明瞭のまま今日に至っている。
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