カタコンベとは? わかりやすく解説

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カタコンベ【(フランス)catacombes】

読み方:かたこんべ

カタコンブ

「カタコンベ」に似た言葉

カタコンベ 【catacombae】

ラテン語だが英語ではカタコム(catacomb)。〈凹地のほとり〉の意で、ローマ地下墓地をいう。とくに古代ローマのものが有名。初期キリスト教徒が、迫害避けて集まった場所。壁画石棺美術史上貴重。

カタコンベ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 12:59 UTC 版)

ローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会のファサード
パリのカタコンベ
パリのカタコンベ

カタコンベイタリア語:catacombe)とは、地下につくられた共同墓地のこと。キリスト教徒の集会の場としても使われた。ドゥラ・エウロポス(シリア)は、祭壇、教会堂、洗礼場がある、集会場としての代表例。[1]

概要

もとはローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会がある場所の地下に存在する埋葬場所のことを意味していた。周辺の地形「窪地のあたり」を意味するad catacumbasに由来する。その後、死者を葬る為に使われた洞窟、岩屋や地下の洞穴のこと全般を指すようになった。厳密には3、4世紀のローマやその周辺地方の地下墓所をカタコンベと呼ぶ。英語(catacomb)ではカタコームまたはカタクームといい、語尾のbは発音しない。イタリア語(catacombe)やドイツ語Katakombe)ではカタコンベと発音される。フランス語Catacombes)ではカタコンブに近い音になる。

有名な墓所

イタリア

その他

類似のものとしてはトルコアナトリア、北アフリカのスサ、イタリアのナポリドイツのトリーア、ウクライナキエフなどに存在する。

ウクライナロシアのカタコンベは鉱石、石灰岩の採掘後のトンネルが使われており、クリミア黒海沿岸に位置している。有名なものはオデッサクリミア、アジムシュカイ(Ajimushkay)のものである。それらはソ連第二次世界大戦ゲリラの基地としても使われた。Ajimushkay には10000人の兵士や難民が葬られている。その後、博物館として公開されているところもある。

音楽

脚注

  1. ^ 戸谷英世・竹山清明『建築物・様式ビジュアルハンドブック』株式会社エクスナレッジ、2009年、147頁。 

関連項目

外部リンク


カタコンベ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 22:57 UTC 版)

シュテファン大聖堂」の記事における「カタコンベ」の解説

地下室1679年ペストヨーロッパ中に蔓延した際、ウィーンでは約15万人死者がでた。この地下室にはペスト死んだ人々約2,000体の遺骨と、ウイーン司教ハプスブルク家心臓以外の内臓保管されている。カタコンベの見学者のためのガイドツアー一日数回行われている。

※この「カタコンベ」の解説は、「シュテファン大聖堂」の解説の一部です。
「カタコンベ」を含む「シュテファン大聖堂」の記事については、「シュテファン大聖堂」の概要を参照ください。

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