地下墓地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/25 08:45 UTC 版)
「聖ミヒャエル教会 (ウィーン)」の記事における「地下墓地」の解説
聖ミヒャエル教会は「ミヒャエラーグルフト」(Michaelergruft)と呼ばれる広大な地下墓地をもつことで知られている。貴族階級は、それぞれの家の紋章が施された教会の床の大理石の厚板を通って自らの家族の墓所に行くことができた。死者の棺は当時、大理石の厚板のある場所を直接通って墓所に降ろすことができた。 気候条件に恵まれ温度変化が少ないため、地下墓地にある保存状態のよい遺体は4千体以上にのぼる。地下墓地には、何百ものミイラ化した遺体が、あるものは葬儀の衣装や鬘をつけられ、あるものは開いた棺の中で花や髑髏で飾られ、またあるものはバロック絵画やヴァニタスの象徴で飾られながら、展示されている。最も有名な例は、バロック時代のオペラの台本作家ピエトロ・メタスタージオ(1698-1782)の遺体である。
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