地下墓所と監視所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 10:03 UTC 版)
バークとヘア殺人が知れ渡るようになり、多くの人が恐れるようになった。ちょうどこの頃スコットランドで地下墓所(死体安置所)が一般からの寄付で造られ、規則による管理のもと利用できるようになった。これらのいくつかは地上式で、アバディーンシャー近郊では地下式、半地下式が主流であった。アバディーンシャーのある村では珍しい形のもので、飾り鋲のついた分厚い木製の扉とその内側に鉄製の扉がある円形の建物である。中は回転式になっていて棺桶を7本入れることができる。回転させることで次のものを入れることができ、一回りして出てくる時には、死体は既に解剖の役には立たなくなっている。エディンバラ、グラスゴーやアバディーンにあるスコットランド医学校付近の全ての町では、おそらく死者を保護するために何かしらの手段を講じた。あるところではモートセーフと監視の両方を行った。スコットランドの人里離れた地域には監視小屋があったが、国境地帯ではノーサンバーランドに2カ所あるのみで、イングランドの他の地方には見られない。
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