カタコンベ
地下墳墓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/08 07:17 UTC 版)
構造物の北面は水平な廊下で、 地平に入り口があり、構造の中心までまっすぐ伸びている。廊下は地下へと降りる回廊へと続き、この回廊には石灰岩が並べられ上部には11のアーチがあり、石柱で補強されている。回廊は、最終的には構造基部の中心にある玄室へと続く。 長方形の玄室は地下8.8メートルに位置し、長方形で3.5メートル×7メートルの大きさである。この壁は粗雑に加工された石灰岩ブロックでできており、おそらくは近郷の、より古いエジプト第6王朝期のネクロポリスから運ばれたものである。発掘作業中に発見された地下墳墓は完全に空であり、明らかに盗掘されており古代の内にほぼ破壊されていた。この為、実際にこの場所に誰が埋葬されていたか不明なままである。玄室の構造は、第3王朝までさかのぼるベイト・ハラフ(英語版)のK1・マスタバ墓と多くの共通点が見られる。
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