北面とは?

きた‐おもて【北面】

北に向いている方。北向きまた、その場所

「宮より—、大きなる山のほとり」〈宇津保・吹上上〉

宮中寝殿造りの家などで、北向き部屋また、客間に対して内輪部屋

「南の院の—にさしのぞきたれば」〈二七八〉

院の御所警固する武士の詰め所また、そこに詰め武士。北面(ほくめん)の武士ほくめん

西面、—の者ども」〈宇治拾遺一二


ほく‐めん【北面】

[名](スル)

北に面すること。北向き。「湖に北面する山」

《昔の中国で、君主は南に、臣下は北に面して座ったところから》臣下または弟子の座。また、臣下として主君につかえること。

北面の武士詰め所

北面の武士」の略。


きた‐おもて【北面】

〔名〕

北の方角。北に向いていること。または、その場所きたうけ。きなむき。

宇津保(970‐999頃)吹上上「宮よりきたおもて大きなる山のほとり」

俳諧続猿蓑(1698)春「くもる日や野中の花の北面〈〉」

宮中寝殿造りの家などで、北側のへや。奥の方にあり、女房などのいる内輪のへや。

落窪(10C後)三「『御前なる人北おもてへ』との給へば、皆往ぬ

院の御所警固する武士の詰所ほくめんまた、そこに詰め武士。北面(ほくめん)の武士

今鏡(1170)三「鳥羽の院うせさせ給し時は、きたをもてにさぶらひとさぶらふ下臈どもかきたてて」

愚管抄(1220)四「さてきたをもてには、武士為義、清盛など」

④ (妻はあまり表に出ないで、多く奥まった北の部屋にいたところから) 他人妻のこと。奥方(おくがた)。北の方(かた)。〔塵袋(1264‐88頃)〕


ほく‐めん【北面】

〔名〕

① 北に面すること。また、北の面。北向き北側きたおもて

続日本紀天平勝宝元年(749)四月甲午「御盧舎那仏前殿、北面対像」〔孟子万章・上〕

② (中国で、臣下弟子は北に面して天子・師に対面したところから) 臣下または弟子着座作法また、臣下として服従し、あるいは弟子として師事すること。

新儀式(963頃)四「太政大臣西階。進受醴面柄。進御座、北面祝曰」〔史記高祖本紀

上皇御所北方にある、北面の武士詰所

中右記元永元年(1118)五月六日「於今者武士検非違使下人等於河原、可禁歟、別当奉行只今北面人々郎等及千余人、皆遣河原了」

④ 「ほくめん(北面)の侍」の略。

今昔1120頃か)一六「北面の居たる方に和ら行て臨けば」

(5) 興福寺などの諸院家に警備などのために置かれた下級の僧。

大乗院寺社雑事記文明一三年(1481九月一〇日「諸院家等之北面法師与同篇に被存歟」

(6) 遊女下等なもの。

浮世草子傾城仕送大臣(1703)二「竹の丞と云し北面の女郎親方茶釜衛士焼火くゆらせ


北面

読み方:キタモ(kitamo)

所在 鳥取県倉吉市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒682-0903  鳥取県倉吉市北面

北面

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/21 03:20 UTC 版)

北面(ほくめん、きたも) (ほくめん)




「北面」の続きの解説一覧

北面

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 08:38 UTC 版)

名詞

ほくめん

  1. 北に面すること、又は、北に面した部分
  2. 歴史上皇の住む北側部屋cf.w:北面武士



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