STマイクロエレクトロニクスとは? わかりやすく解説

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STマイクロエレクトロニクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/09 14:53 UTC 版)

STマイクロエレクトロニクス N.V.
種類
公開会社
市場情報 BITSTM
EuronextSTM
NYSESTM
業種 半導体産業
設立 1957年、Società Generale Semiconduttoriとして設立, 1987年、SGS-トムソンになる
創業者 SGS Microelettronica 
本社 スイスジュネーヴ
主要人物
Jean-Marc Chery, 社長兼CEO
製品 特定用途の集積回路、メモリー (フラッシュメモリー, EEPROM), マイクロコントローラ, ICカード, アナログ回路 電力用IC等
売上高 US$ 96.6億ドル (2018年)
営業利益
4,611,000,000 アメリカ合衆国ドル (2023年) 
利益
4,222,000,000 アメリカ合衆国ドル (2023年) 
従業員数
45,500人 (2018年)[1]
ウェブサイト www.st.com

STマイクロエレクトロニクス(エス・ティー・マイクロエレクトロニクス、STMicroelectronics NV)は、半導体の製造・販売を行う多国籍企業スイスジュネーヴに本社を置き(法人登記はオランダアムステルダム)、世界35カ国に拠点を持つ。日本法人は、エス・ティー・マイクロエレクトロニクス株式会社

沿革

ST486 DX2-80

1987年6月STグループは、イタリアのSocietà Generale Semiconduttori (SGS) Microelettronicaと、フランストムソンの半導体部門、Thomson Semiconducteursの合併によって、SGSトムソン (SGS-Thomson)として設立された[2]1998年5月、トムソンが撤退したことにより、社名をSTマイクロエレクトロニクス (STMicroelectronics)と改名した。

SGS MicroelettronicaとThomson Semiconducteursは、半導体メーカーとして長い伝統のある企業だった。

SGSトムソン、およびSTマイクロエレクトロニクスは、以下のような半導体関連企業の合併、買収などを行った。

  • 1989年トランスピュータで知られるイギリスのインモス (INMOS) を、親会社ソーンEMI (Thorn EMI) から買収。
  • 1994年カナダノーテルの半導体部門を買収。
  • 1999/04/13 Vision Groupの買収を完了
  • 1999/11/00 Arithmos Inc. の買収を発表
  • 2000/05/08 ノーテル社の半導体生産事業を買収、20億ドル規模の半導体供給に関する戦略的複数年契約を締結
  • 2000/12/00 Portland Group Inc. (無線通信、有線通信、データ・ストレージ)を買収)
  • 2000/07/28 Waferscale Integration Inc.社と買収契約を締結(FLASHプログラマブル製品)
  • 2001/01/19 RAVISENT社コンスーマ・エレクトロニクス (CE)部門(DVD用のソフトウェア他)を5500万ドルで買収

2002/10/16 英Financial Times紙は、米Motorola社の半導体事業の買収交渉を報じられ、STは強く否定

  • 2002/04/15 Alcatelのマイクロエレクトロニクス事業(Alcatel Microelectronics)を約390億円で買収

⇒同時期にAMI SemiconductorへSTのアルカテル・マイクロエレクトロニクスのミックスド・シグナル事業を転売

  • 2002/02/18 Tioga Technologiesを1000万ドルで買収
  • 2003/04  Proton World International(PWI)の買収(約50億円)マルチアプリケーション・スマートカードの開発
  • 2003/05/23 Incard 社を買収。スマートカード・アプリケーション分野の事業強化
  • 2003/12/18 無線LANチップの開発メーカーである英Synad Technologies社を買収
  • 2007/05/22 2カ所のウエハー処理工場と、1カ所の組み立て工場を閉鎖することを発表
  • 2007年 米Intel社とのフラッシュ・メモリー新会社「ニューモニクス社」設立。合併契約の締結期限を2008年3月28日に延期する。投資会社の米Francisco Partners社も資本参加をしている。
  • 2007/08/08 フィンランドのNokia社は携帯電話機用モデムのチップセット市場の自社開発を中止。

英国とフィンランド200人のASIC開発者が伊仏合弁STMicroelectronics社に移籍。Broadcom/Infineon/TIと付き合う。

  • 2007/12/11 Genesis Microchip(米国のビデオチップメーカー)買収計画を発表。公開買付で総額3億3600万ドル

先に NXP が買収した Silicon Laboratories英語版 社のワイヤレス事業ならびに GloNav 社の GPS 事業も統合する予定。 ST は合弁会社の80%を所有する予定。

日本法人

日本法人「エス・ティー・マイクロエレクトロニクス株式会社」は、東京(品川インターシティ)に本社を持ち、このほか名古屋市大阪市に営業所を持つ[3]

脚注

出典

  1. ^ Company Profile for STMicroelectronics NV (STM)”. 2008年10月3日閲覧。
  2. ^ Who We Are” (英語). STMicroelectronics NV. 2019年9月22日閲覧。
  3. ^ お問合せ”. STMicroelectronics NV. 2019年9月22日閲覧。

外部リンク


STマイクロエレクトロニクス

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オラノ」の記事における「STマイクロエレクトロニクス」の解説

公的機関共同で、アレヴァ株式27%を保有している。

※この「STマイクロエレクトロニクス」の解説は、「オラノ」の解説の一部です。
「STマイクロエレクトロニクス」を含む「オラノ」の記事については、「オラノ」の概要を参照ください。

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