イー‐イー‐ピー‐ロム【EEPROM】
EEPROM
読み方:イーイーピーロム,ダブルイーピーロム
EEPROMとは、不揮発性メモリの一種で、電気(電圧)の操作によってデータの消去や書き換えが可能となっている半導体記憶装置のことである。
EEPROMは、通常より高い電圧をかけることによってデータを消去することができる。そのため、特殊な装置を用意しなくても比較的容易にEPROMの仕組みを実現することができる。また、EEPROMは電源を供給しなくてもデータを保持することができる(不揮発性メモリである)。ただしデータの読み出しはRAM(Random Access Memory)ほど高速でない。
EEPROMの改良によって登場したフラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)は、データを保存するトランジスタの構成などを変更することでアクセスの高速化や大容量化を実現している。フラッシュメモリの登場によって手軽なデータ書き換えや低コスト・大容量化が可能となり、広く一般に普及するようになった。
なお、半導体メモリのうち、データの追記が可能であるものがPROM(Programmable ROM)と呼ばれており、PROMの中でもデータを書き換えることが可能なものが特にEPROM(Erasable Programmable ROM)と呼ばれている。EEPROMはEPROMの一種類である。EPROMは他にも、紫外線を照射することでデータを消去できるUV-EPROMなどがある。
EEPROM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 13:26 UTC 版)
EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)は不揮発性メモリの一種。E2PROMとも表記される。コンピュータなどの電子機器において、設定情報など、電源を切っても保持すべきデータの記憶に用いられる。
- ^ EEPROM TopBits.com
- ^ Seeq Technology The Antique Chip Collector's Page
- ^ Rostky, George (July 2, 2002). “Remembering the PROM knights of Intel”. EE Times 2007年2月8日閲覧。.
- ^ FAQ EEPROMとは? ROHM
- ^ System Integration - From Transistor Design to Large Scale Integrated Circuits
- 1 EEPROMとは
- 2 EEPROMの概要
- 3 関連する種類のメモリ
EEPROM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 23:57 UTC 版)
詳細は「EEPROM」を参照 EEPROMは電気だけでチップの記憶内容の一部を選択的に消去でき、しかも消去のために回路から取り外す必要がない。消去と書き込みは人間から見れば高速だが、読み出しに比べると遅い。 特定のビットを書き換えられる回数に限度があり、一般に1万回から10万回とされている。また記憶容量も他の不揮発性メモリに比べると小さい。EEPROMは機器の設定情報などの格納に適しており、モデムなど様々な機器で利用されている。
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