テナリスとは? わかりやすく解説

テナリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 00:28 UTC 版)

テナリス
Tenaris S.A.
種類 株式会社
市場情報 BITTEN
NYSETS
BMVTS
本社所在地 ルクセンブルク
2449
26, Boulevard Royal, ルクセンブルク市
設立 2001年 (22年前) (2001)
業種 鉄鋼
事業内容 鋼管の製造・販売
代表者 Paolo Rocca(CEO
主要株主 テチント・グループ
外部リンク 公式ウェブサイト(英語)
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テナリスTenaris S.A.)は、石油・ガス関連などのエネルギー企業を主要顧客に、鋼管の製造および販売を行う多国籍企業。現在はルクセンブルク市に本拠を置き、世界20カ国以上に拠点を持つ。テチント・グループを構成する有力企業の一つ。イタリア証券取引所ニューヨーク証券取引所メキシコ証券取引所上場企業(BITTENNYSETSBMVTS)。

沿革

テナリスのルーツは1909年イタリアベルガモ近郊のダルミネに開設された鋼管工場に遡るが、1935年にイタリア系アルゼンチン人実業家のアゴスティーノ・ロッカが、ダルミネの鋼管工場の取締役となった[1]。アゴスティーノ・ロッカはテチント・グループの創立者となり、第二次世界大戦後にメキシコアルゼンチンに鋼管工場を開設、1990年代からブラジルベネズエラの鋼管企業とアライアンスを形成し、2001年にニューヨーク証券取引所に株式上場、2002年に現在の社名となった[1]

2006年アメリカ合衆国ヒューストンに拠点を置く鋼管メーカーのMaverick Tube Corporationを買収[2]2017年ベイシティに新工場を開設[3]2020年に鋼管メーカーのIPSCO Tubulars Inc.を買収した[4]

地域別の売上では北米が過半数を占めている[5]

日本における事業

2015年10月、日本法人Tenaris Global Services Japan株式会社が川崎市に設立された。2022年11月、横浜市新横浜)にオフィスを移転した[6]

なお、JFEスチールとの合弁事業として2000年8月よりエヌケーケーシームレス鋼管株式会社を設立していた(テナリス51%、JFEスチール49%)が、2022年に解散した[7]

出典

  1. ^ a b About us” (英語). Tenaris S.A.. 2023年6月11日閲覧。
  2. ^ Tenaris to Acquire Maverick Tube For $2.4 Billion” (英語). ウォール・ストリート・ジャーナル (2006年6月13日). 2023年6月11日閲覧。
  3. ^ Tenaris ramps up Bay City, Texas, facility” (英語). recycling.today (2017年11月6日). 2023年6月11日閲覧。
  4. ^ BRIEF-Tenaris Completes Acquisition Of IPSCO Tubulars From TMK” (英語). ロイター (2020年1月3日). 2023年6月11日閲覧。
  5. ^ 2022 Annual Report” (英語). Tenaris S.A. (2023年3月31日). 2023年6月11日閲覧。
  6. ^ Tenaris around the world” (英語). Tenaris S.A.. 2023年6月11日閲覧。
  7. ^ エヌケーケーシームレス鋼管株式会社の解散について”. JFEスチール (2021年11月4日). 2023年6月11日閲覧。

外部リンク


テナリス(Tenaris)

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テチント・グループ」の記事における「テナリス(Tenaris)」の解説

Siderca、Siat(アルゼンチン)Confab(ブラジル)、Tamsa(メキシコ)、Algoma(カナダ)、Dalmineイタリア)、Silcotub(ルーマニア)などの鋼管メーカー傘下にもつ持株会社ニューヨーク証券取引所上場しており、本社ルクセンブルクにある。日本ではJFEスチールシームレス製造合弁事業行っている。

※この「テナリス(Tenaris)」の解説は、「テチント・グループ」の解説の一部です。
「テナリス(Tenaris)」を含む「テチント・グループ」の記事については、「テチント・グループ」の概要を参照ください。

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