ベルガモとは? わかりやすく解説

ベルガモ【ベルガモ】(草花類)

登録番号 第6068号
登録年月日 1998年 1月 22日
農林水産植物の種類 ゆり
登録品種の名称及びその読み ベルガモ
 よみ:ベルガモ
品種登録の有効期限 15 年
育成者権の消滅  
品種登録者の名称 ヘブルデルス・フレッター・エン・ジェー・エー・デン・ハーン
品種登録者の住所 オランダ王国 ウフストヘースタアベッハ 202 A,2231BD レインスブルフ
登録品種の育成をした者の氏名 フローア フレッター
登録品種の植物体の特性の概要
 この品種は,「スターゲイザー」と出願所有実生種との交配種出願所有実生種を交配して育成されたものであり,花は大輪黄白色で,中肋部が浅緑黄色及び濃ピンク色切り花向きのやや早生種である。  草丈7599直径10.0~14.9上部中部及び下部の色は淡褐,毛じは無,節間長は中央部及び止葉下は10~19㎜である。葉序3/8全体の形は長楕円形,ねじれは無,幅は30~39葉長は16~20光沢は有,数はやや多,着生角度6089゚である。つぼみの形はⅤ型,花の向きは30~59゚,花房形状総状花序全体の形はヤマユリ型である。花径は180~209内花被の幅は6079長さは9~12㎝外花被の幅は30~39長さは12~15である。花色花弁基部黄白JHS カラーチャート2701),地色黄白(同2901),中肋部は浅緑黄(同2703)及び濃ピンク(同0113),縁部は紫ピンク(同9203),裏面黄白(同2901)である。内花被1枚斑点の数は20~29,外花被は1~9,つぼみの色は紫ピンク(同9203),内花被の形はⅤ型外花被の形はⅣ型内花被先端形状Ⅰ型反転程度型,外花被先端形状Ⅵ型反転程度Ⅳ型花被のねじれは1/8未満花被上の乳状突起は有である。花糸の色は緑,花粉の色は赤褐,第1花梗長さは30~59花梗太さは中,色は緑,花梗への着生は有,第1花梗向きは30~59゚,1花茎花数は多,花の香りは中,開花期はやや早である。  「ベルリン」と比較して全体の形が長楕円形であること,花弁地色黄白であること,中肋部の色が浅緑黄及び濃ピンクであること,内花被1枚斑点の数が少ないこと等で区別性認め
登録品種の育成経過概要
この品種は,1985年出願者のほ場オランダ王国)において,「スターゲイザー」と出願所有実生種との交配種出願所有実生種を交配し1988年その実生の開花株の中から選抜されたものであり,以後増殖行いながら特性の調査継続し1991年にその特性が安定していることを確認して育成完了したのである



ベルガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/12 03:44 UTC 版)

ベルガモ
Bergamo
行政
イタリア
ロンバルディア
県/大都市 ベルガモ
CAP(郵便番号) 24100
市外局番 035
ISTATコード 016024
識別コード A794
分離集落 #地区参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
気候分類 zona E, 2533 GG
公式サイト リンク
人口
人口 119,684 [1](2021-01-01)
人口密度 3,022.3 人/km2
文化
住民の呼称 bergamaschi
守護聖人 聖アレッサンドロ (sant'Alessandro di Bergamo)
祝祭日 8月26日
地理
座標 北緯45度41分42秒 東経09度40分12秒 / 北緯45.69500度 東経9.67000度 / 45.69500; 9.67000座標: 北緯45度41分42秒 東経09度40分12秒 / 北緯45.69500度 東経9.67000度 / 45.69500; 9.67000
標高 249 (211 - 645) [2] m
面積 39.60 [3] km2
ベルガモの位置

ベルガモ県におけるコムーネの領域
ポータル イタリア
テンプレートを表示

ベルガモイタリア語: Bergamo ( 音声ファイル))は、イタリア共和国ロンバルディア州中部にある都市で、その周辺地域を含む人口約12万人の基礎自治体コムーネ)。ベルガモ県県都

ミラノの北東約40km、アルプスの麓に位置する。市街は、丘の上の旧市街チッタ・アルタ(上の町)と、丘の下の新市街チッタ・バッサ(下の町)からなる。城壁に囲まれたチッタ・アルタには、中世の面影を残す景観や多くの文化財がある。整然と作られたチッタ・バッサは、19世紀以降商工業の中心として発展した。

ベルガモは、西欧内陸の歴史的な郵便の拠点であった。中世、ベルガモ飛脚と呼ばれる郵便業者を組織したトゥルン・ウント・タクシス家は、郵便網を発展させ、近代郵便の原点ともされるライヒスポスト神聖ローマ帝国の郵便事業)を管掌した。

2017年、旧市街の一部が「ベルガモの要塞都市」として世界遺産「16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群:スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」の一部として登録された(ID1533)。

名称

標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。

地理

位置・広がり

ベルガモ県の中部やや南西寄りに位置しており、レッコから南東へ28km、ブレシアから西北西へ45km、州都ミラノから北東へ46kmの距離にある[4]

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。

地形・地勢

市域の東方にセーリオ川、西方にブレンボ川が流れる。いずれもポー川水系アッダ川の支流であり、クレモナ近郊でポー川に注ぐ。

地震分類

イタリアの地震リスク階級 (itでは、3 に分類される [5]

市街

ベルガモは旧市街のチッタ・アルタと呼ばれるベルガモ・アルタと、FSの駅がある新市街のチッタ・バッサと呼ばれるベルガモ・バッサとに分けることができる。旧市街は丘の上に壁で囲まれており、2017年に「ベルガモの要塞都市」として世界遺産「16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群:スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」の一部として登録された(ID1533)。新市街からケーブルカーで行く。

歴史

古代

ベルガモの起源は、ケルト系の民族であるCenomaniによって建設された古代の都市ベルゴムム(ラテン語: Bergomum)である。紀元前49年、この街は共和政ローマムニキピウムとなり、最盛期には1万人の住民が暮らしていた。この都市はフリウリラエティアを結ぶ軍事道路の重要な結節点であった。5世紀に入ると、アッティラによって破壊された。

中世

Bergamo in the year 1450.

6世紀よりランゴバルド王国の支配下に入り、ブレシアトレントチヴィダーレ・デル・フリウーリとともに、北イタリアにおける王国の重要な拠点となった。この都市を支配した最初のランゴバルド人ドゥクス (Duke (Lombard)は Wallaris であった。

8世紀後半、ランゴバルド王国がフランク王国カール大帝によって征服されると、この街は Auteramus の領国の首都となった。

11世紀以降、ベルガモは自治都市となり、ロンバルディア同盟の一員として、1165年に神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世を撃退した。教皇派と皇帝派の対立は、この街では教皇派に属するスアルディ家 (Suardi (dynasty)と皇帝派に属するコッレオーニ家 (Colleoniの対立としてあらわれた。

ベルガモ近郊のアルメンノに暮らしていたオモデオ・タッソの一族は、両勢力の反目を避けて山奥のコルネッロに移り、オモデオもここで成長した。1290年頃、オモデオ・タッソは一族とともにベルガモで飛脚会社 (Compagnia dei Corrieri) を組織した。ベルガモは、ポー川水系のセーリオ川ブレンボ川を通じてアドリア海へ出ることができ、彼らの郵便はミラノとヴェネツィア、ローマを結んだ。彼らの子孫(トゥルン・ウント・タクシス家英語版)は、のちに神聖ローマ帝国の郵便事業(ライヒスポスト)を掌り、ベルガモ飛脚は近代的郵便事業の嚆矢とされる。

1264年以後、ベルガモは断続的にミラノの支配下に置かれた。1331年、ベルガモの市民はボヘミア王ヨハン・フォン・ルクセンブルクに都市を献じてその庇護下に入ったが、ミラノのヴィスコンティ家が再征服した。

ルネサンスと近代

1407年にマラテスタ家が短期間支配したあと、1428年にはヴェネツィア共和国の支配下に入り、以後1797年までその一部となった。15世紀、ヴェネツィア共和国のもとで傭兵隊長(コンドッティエーレ)のバルトロメーオ・コッレオーニがこの街の領主となった。ヴェネツィア人たちは、チッタ・アルタを要塞化した。

16世紀、ベルナルド・タッソが諸侯を転々とする。

1797年、ベルガモはフランス共和国ナポレオンに征服される。以後、ミラノなど北イタリアの諸地域ともどもその領域に組み込まれ、チザルピーナ共和国イタリア共和国イタリア王国の一部となった。

19世紀以後

1815年、ウィーン議定書に基づきオーストリア帝国領(ロンバルド=ヴェネト王国の一部)となることが確認された。

第二次イタリア独立戦争中の1859年、この都市はサルデーニャ王国に従ったジュゼッペ・ガリバルディによって解放された。チューリッヒ条約により、サルデーニャ王国をロンバルディアが領有することが確認され、ベルガモ県が置かれた。1860年にガリバルディが義勇軍千人隊 (it:I Milleを集めた際、この街からはフランチェスコ・ヌッロ (Francesco Nulloなど63人が参加した。ベルガモは最も多くの千人隊兵士を輩出した都市であり、イタリア統一運動(リソルジメント)に果たした功績によって「千人隊の町」(Città dei Mille)とも呼ばれる。

1861年にイタリア統一が成り、イタリア王国が成立すると、ベルガモはその一部となった。

20世紀、ベルガモはイタリアの主要工業都市の一つとなった。ベルガモは、第二次世界大戦で大きな戦災を被らなかった数少ない大都市のひとつである。

2020年の新型コロナウイルス感染症の流行では、イタリアでは感染者数・死者数が一時世界でワーストになるほど大きな被害を出したが、その中でも特に深刻な被害を出したベルガモでは人口の数パーセントが死亡した。

行政

地区

ベルガモには、以下の25地区(クアルティエーレイタリア語版)がある。

  • Boccaleone, Borgo Palazzo, Borgo Santa Caterina, Campagnola, Carnovali, Celadina, Centro - Papa Giovanni XXIII, Centro - Pignolo, Centro - Sant'Alessandro, Città Alta, Colli, Colognola, Conca Fiorita, Grumello del Piano, Longuelo, Loreto, Malpensata, Monterosso, Redona, San Paolo, San Tomaso de' Calvi, Santa Lucia, Valtesse - San Colombano, Valverde - Valtesse Sant'Antonio, Villaggio degli Sposi

文化・観光

旧市街
新市街

交通

丘の麓の街(Città Bassa)である新市街にベルガモ駅英語版が、郊外のオーリオ・アル・セーリオオーリオ・アル・セーリオ空港(ベルガモ空港)がある。空港と市街地の間は路線バス1,1A系統(毎時3本運行)で結ばれている。

市街地ではA.T.B.社によってトラム及び路線バスが運行されている。また、旧市街ではケーブルカー旧市街ケーブルカーサン・ヴィジリオ ケーブルカーイタリア語版)も運行されている。

スポーツ

プロサッカークラブとしてアタランタBCがある。本拠地はスタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリア。1907年創設と歴史あるチームで、コッパ・イタリア獲得1回(1962-63)を記録する。セリエA(1部)とセリエB(2部)との間で昇格・降格を繰り返すクラブであるが、近年はトップリーグで安定した成績を収めている。選手育成に定評のあるクラブでもある。2023-2024シーズンには、UEFAヨーロッパリーグのタイトルを獲得した。

女子バレーボールクラブ、バレー・ベルガモの本拠地である。1994-95シーズン以来イタリア国内トップリーグであるセリエA1に属しており(2013-14シーズン現在)、セリエA優勝8回、コッパ・イタリア優勝5回、スーペルコッパ・イタリアーナ優勝6回、欧州チャンピオンズリーグ優勝7回(2014年現在)を数える強豪である。

アメリカンフットボールチーム、ベルガモ・ライオンズの本拠地である。スーパーボウル・イタリアーノイタリア語版(イタリア選手権)優勝12回、ユーロボウル英語版優勝3回、チャンピオンリーグ優勝1回などの記録(2014年現在)を持つ、イタリア屈指のチームである。

人物

著名な出身者

ゆかりの人物

姉妹都市

脚注

  1. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Resident population on 1st January : Lombardia” (英語). 2021年5月10日閲覧。左側メニューのPopulation and Households > Population > Resident population on 1st January > Regions and municipalities より州を選択
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Bergamo (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年2月25日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Bergamo (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年2月25日閲覧。
  4. ^ 地図上で2地点の方角・方位、距離を調べる”. 2017年1月26日閲覧。
  5. ^ classificazione sismica 1 dicembre 2020” (xls). イタリア市民保護局. 2021年2月7日閲覧。

関連項目

外部リンク


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