チザルピーナ共和国とは? わかりやすく解説

チザルピーナ共和国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/17 03:37 UTC 版)

チザルピーナ共和国
Repubblica Cisalpina (イタリア語)




1797年 - 1802年
(国旗) (国章)

1799年のチザルピーナ共和国(緑)
公用語 イタリア語
エミリア・ロマーニャ語
ロンバルド語
首都 ミラノ
元首等
xxxx年 - xxxx年 不明
面積
1797年[1] 42,500km²
人口
1797年[1] 3,240,000人
変遷
成立 1797年6月29日
憲法採用 1797年7月8日
カンポ・フォルミオ条約 1797年10月17日
オーストリアによる占領 1799年4月27日
マレンゴの戦い 1800年6月2日
イタリア共和国に改称 1802年1月26日
通貨 リラソルドドゥニエ
現在 イタリア

チザルピーナ共和国(チザルピーナきょうわこく、イタリア語: Repubblica Cisalpina)は、1797年から1802年までイタリア北部に存在したフランスの衛星国である。1802年イタリア共和国と改称し、1805年イタリア王国へ移行した。国名は古代ローマ時代の北部イタリアの呼称、ガリア・キサルピナアルプスのこちら側のガリア)に由来する。

沿革

1796年、ナポレオン・ボナパルトイタリア遠征によって占領した北イタリアチスパダーナ共和国トランスパダーナ共和国を建国した。両共和国は1797年6月29日に統合され、チザルピーナ共和国へ移行した。1797年10月17日には、共和国はカンポ・フォルミオ条約(カンポ・フォルミオの和約)によってオーストリア(ハプスブルク家)に承認された。

共和国の首都ミラノである。建国時には4万2500平方キロメートルの国土と324万の人口があり、行政区画として20の県が置かれていた。1799年にはオーストリア軍によって全土が占領されるが、1800年のマレンゴの戦いの後に再建された。

その後

1802年1月26日、チザルピーナ共和国はナポレオンを大統領とし、イタリア共和国と改称した。1805年、フランス第一帝政の成立に伴い、ナポレオンを国王とするイタリア王国へ移行する。1814年、ナポレオンの退位とともに、この国家は消滅した(詳細は各項目参照)。

脚注

  1. ^ a b チザルピーナ共和国 in German, French and Italian in the online Historical Dictionary of Switzerland.

関連項目

外部リンク


チザルピーナ共和国

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ヴァルテッリーナ」の記事における「チザルピーナ共和国」の解説

1797年フランス第一共和国は、北イタリアにチザルピーナ共和国を建国した。1797年10月10日フランスヴァルテッリーナにおけるグラウビュンデン対す反乱支援し、チザルピーナ共和国に合流させた。

※この「チザルピーナ共和国」の解説は、「ヴァルテッリーナ」の解説の一部です。
「チザルピーナ共和国」を含む「ヴァルテッリーナ」の記事については、「ヴァルテッリーナ」の概要を参照ください。

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