弾道ミサイル潜水艦
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弾道ミサイル潜水艦(だんどうミサイルせんすいかん)は、潜水艦発射弾道ミサイル(Submarine-launched ballistic missile, SLBM)を搭載した潜水艦。通常推進弾道ミサイル潜水艦(Strategic Submarine Ballistic, SSB)もあるが、この兵機種では原子力潜水艦の方が主流で戦略ミサイル原子力潜水艦(Strategic Submarine Ballistic Nuclear, SSBN)と呼ばれる。
注釈
出典
- ^ a b “核戦略の主力になった潜水艦 司令官さえ居場所わからず”. 朝日新聞デジタル. 2021年5月26日閲覧。
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- 1 弾道ミサイル潜水艦とは
- 2 弾道ミサイル潜水艦の概要
- 3 主な弾道ミサイル潜水艦
- 4 脚注
弾道ミサイル潜水艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 13:26 UTC 版)
詳細は「弾道ミサイル潜水艦」を参照 弾道ミサイル潜水艦は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載し、敵国への核攻撃力保持を目的とする潜水艦である。原子力推進の場合は、戦略ミサイル原子力潜水艦と類別される(「戦略核兵器」も参照)。英語での略称は「SSB」および原子力推進の「SSBN」。アメリカ海軍の俗語で「Boomer(ブーマー)」と呼ばれる。 所在の秘匿には、長期間の潜航が有効のため、現在では全て原子力推進のものとなっている。ソ連海軍の629型潜水艦(ゴルフ型)など、初期の弾道ミサイル潜水艦にはディーゼル推進のものも存在した。 冷戦初期は弾道ミサイルの射程が短かったため、弾道ミサイル潜水艦は敵国近海まで進出していた。弾道ミサイルの射程が向上した後であっても、陸上基地に比べ、秘匿性が高く攻撃を受けにくいため、弾道ミサイル潜水艦は運用が続けられている。また、初期のSLBMには発射時に浮上する必要のあるものがあったが、これも水中発射が可能なように改良されている。 長期間水中に没し続け、容易に所在を変更できるSSBNは、その所在の確認や探知が困難である。その運用においても、静粛性を保ち、被探知を避けるような行動が求められている。その隠密性により、他の核戦力より生存性が高く、他の基地が先制攻撃で壊滅した場合であっても、戦力を保っている可能性が高い。そのため、報復もしくは第二撃核攻撃に用いることが想定されている。
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