弾道ミサイル部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:34 UTC 版)
「イスラム革命防衛隊」の記事における「弾道ミサイル部隊」の解説
短距離弾道ミサイル(SRBM)1〜2個旅団、中距離弾道ミサイル(MRBM)2個旅団程度などを保有しているとみられる。 シャハーブ1(英語版)(射程:300km、スカッドB 北朝鮮から購入)50~300発保有 シャハーブ2(英語版)(射程:500km、スカッドC 北朝鮮との共同制作)50~150発保有 シャハーブ3(射程:1,300〜2,500km、北朝鮮のノドンからコピーで3,3A,3Bと複数のタイプがある)最大で48発保有 シャハーブ1と2で12~18基の発射機、シャハーブ3用の発射機6基を保有していると思われる。これらの弾道ミサイルを先制攻撃や反撃から守る地下基地を各地に建設している。 2017年6月7日に首都テヘランで発生したテロ事件への報復として、革命防衛隊は6月18日、シリア北東部デリゾール県にある「テロリストの拠点」に弾道ミサイル6発を撃ち込んだ。攻撃はイラン西部のケルマンシャー州とクルディスタン州から、移動式発射台で行われた。新型ミサイル「ゾルファガール」(射程750km)と「ギヤーム」(射程800km)が投入された。「ゾルファガール」などによるシリア領内のイスラム教スンニ派武装組織への弾道ミサイル攻撃は2018年10月1日にも行われた。 革命防衛隊元幹部のホセイン・カナニモガダムは日本の『毎日新聞』記者の取材に対して、イスラエルから先制核攻撃を受けた場合は「地下基地から計6万発の弾道ミサイルを発射して」核施設を含むイスラエル国内に報復攻撃が可能であり、イランの核武装は不要であると語っている。
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