海上封鎖とは? わかりやすく解説

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かいじょう‐ふうさ〔カイジヤウ‐〕【海上封鎖】

読み方:かいじょうふうさ

海軍力用いて他国海上交通遮断すること。→封鎖2


海上封鎖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 21:45 UTC 版)

海上封鎖(かいじょうふうさ)とは、ある海軍力を用いて港湾や海岸に船舶が出入することを阻止すること。


  1. ^ a b c d e f 平成15年度各国における海上保安法制の比較研究”. 財団法人海上保安協会. 2023年5月18日閲覧。
  2. ^ 尾崎重義「国際連合憲章第41条の注解(その1)」『二松学舎大学国際政経論集』第16巻、二松学舎大学、2010年3月25日、1-41頁。 
  3. ^ a b c d e f g h i j 新谷 哲之介「<研究ノート>海上保険における戦争危険の実際」『損害保険研究』第74巻第3号、公益財団法人 損害保険事業総合研究所、2012年、99-152頁。 
  4. ^ a b c d e f g 和仁健太郎「伝統的国際法における敵船・敵貨捕獲の正当化根拠(一)」『阪大法学』第64巻第2号、大阪大学、2014年7月31日、37-72頁。 
  5. ^ a b c 保井健呉「現代国際法における海上輸送規制法制の地位」『同志社法學』第72巻第1号、同志社法學會、2020年5月31日、15-67頁。 


「海上封鎖」の続きの解説一覧

海上封鎖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/25 13:21 UTC 版)

海軍戦略」の記事における「海上封鎖」の解説

詳細は「海上封鎖」を参照 海上封鎖とは海軍力で敵の港湾出入港を封鎖することである。17世紀末までは、9月から5月ないし6月まで、大型船港外出しておくことは不可能あるいは軽率なことと考えられていた。それ故に敵をその港に閉じ込めておくことは、いかなる海軍でも無理であった。更に敵を止めているよりも前に海に出ているかもしれず、艦隊任務商船隊護衛方に回された。最初の海上封鎖は1758年-59年イギリスエドワード・ホーク卿によって開始されセント・ヴィンセントジョン・ジャーヴィスによって、また1793年から1815年の他の提督達によって完成された。

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海上封鎖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/15 18:34 UTC 版)

海戦術」の記事における「海上封鎖」の解説

海上封鎖とは海上戦力によって敵の沿岸所定区域につながる海上交通途絶させる作戦行動である。これには平時封鎖戦時封鎖があるが、戦時封鎖では戦時国際法1909年海戦法規に関するロンドン宣言)の海戦法規基づいて第三国船舶であっても封鎖犯すことはできず、捕獲される平時封鎖ではこの限りではないが、国籍確認するための臨検は可能である。 海上封鎖は法的な行為でもあるために中立国船舶に対して違法性を問うためには一定の手続き要する封鎖交戦国政府か海上封鎖部隊指揮官により宣言され、しかもその海上封鎖は実力伴って継続的に実施され、かつ全ての船舶に対して等しく行われることが必要である。その事例としては第二次世界大戦においてイギリスドイツ全面封鎖対抗して1939年11月1940年7月中立国船舶とその貨物捕獲没収する措置宣言している。

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海上封鎖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:35 UTC 版)

米英戦争の大西洋戦線」の記事における「海上封鎖」の解説

アメリカの港に対す封鎖強化され商船軍艦は港に釘付けになったアメリカフリゲートユナイテッド・ステーツ」と「マセドニアン」は、終戦までコネチカット州ニューロンドン封鎖され係船されたままだった。ヨーロッパアジア拠点として活動続け商船もあった。ニューイングランド商船は、1813年アメリカ派遣艦隊司令官サー・ジョン・ボーレイズ・ウォーレン提督免許得て貿易を行うことができた。これは、スペイン従軍中のウェリントン軍にアメリカ物資を運ぶことと、ニューイングランド反戦活動維持させるためでもあった。 緒戦損失懲りたイギリス海軍本部は、アメリカの3隻の重フリゲートとは、戦列艦擁しているか、あるいは戦隊組んでいる場合以外は交戦してならないという方針打ち出した。その一つの例が1815年1月の、「エンディミオン」、「マジェスティック」、「ポモーン」および「テネドー」の4隻のフリゲートからなるイギリス戦隊によるアメリカフリゲートプレジデント」の捕獲である。この戦法活用と海上封鎖によって、イギリス海軍陸軍アメリカ海岸輸送することが可能になり、1814年ワシントン焼き討ちとして知られる首都ワシントンD.C.攻撃可能になった。 アメリカ私掠船活発に活動した海軍所属するものもあったが、多くは独自の利益のために動いていた。その活動終戦まで続きイギリス海軍による厳重な護送船団方式による警戒のみが部分的な効果発揮したアメリカ私掠船活動大胆不敵なものの一つは、海軍スループアーガス」によるイギリス本国海域でのものだった。「アーガス」は最終的に1813年8月14日ウェールズのセントデイビッド岬沖で、イギリス海軍ブリッグペリカン」に捕獲された。アメリカ海軍私掠船捕獲され船舶は1,554隻に及んだが、そのうち1,300隻は私掠船よるものだった。もっともロイズ保険組合によれば戦争中アメリカ拿捕されたイギリス船は1,175隻で、しかもそのうち373隻はイギリス側に再捕獲されたので、正味喪失802となっている。 イギリス海軍基地であるノヴァスコシアハリファックスは海上封鎖を管轄しそれによって大きな利益得ていた。イギリス私掠船はここを基地として多くフランスアメリカの船を捕まえ、その捕獲品をハリファックス売り払っていた。 この戦争イギリス私掠船使った最後の時と考えられている。というのもこのような行為政治的に不適切であると見なされるようになり、イギリス海軍優越性を保つ際に価値失っていったからである。

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