き‐らい【機雷】
きらい【機雷】
【機雷】(きらい)
Mine
「機械水雷」の略語。
水中に設置しておき、船舶の至近距離で爆発するようにした爆弾。
衝撃波と水圧の変化によって船体の外壁を損壊させ、浸水を誘発して行動の自由を奪う。
基本的な用法は、重要な港湾・海峡・海岸付近に大量に散布する事である。
防勢にあっては自国の拠点付近の海域で散布し、敵の艦隊や揚陸船団の数を減殺したり到着を遅らせたりするために用いる。
攻勢では主に通商破壊戦に活用され、敵国の商船や輸送船の航行を妨害するために重要な港湾・海峡・航路に散布してシーレーンを封鎖する。
陸上戦闘における地雷と同様、敵の行動を予測している限りは非常に安価かつ効果的な攻撃手段である。
各国の海軍は、対抗戦術として機雷除去(掃海)のために専門の部隊と艦艇(掃海艦艇)を配備している。
関連:CAPTOR
感知方式
- 触発機雷:爆薬と直結したセンサーを直接船体に接触させる
- 音響機雷:船舶のスクリュー音を傍受して起爆する
- 磁気機雷:鉄製の船体が帯びている磁気や電流を感知して起爆する
- 水圧機雷:船舶の通過に伴う水流・水圧の変化を感知して起爆する
変種として、予め設定された数の船舶が通過するまでは起爆しない「回数機雷」もある。
あらかじめ記憶された音紋などから敵味方を識別する機能を備えている事も多い。
機雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 17:14 UTC 版)
機雷(きらい)とは、水中に設置され、艦船が接近または接触したとき、自動または遠隔操作により爆発する兵器をいう。機雷はもともとは機械水雷の略であるが、現在はそれが正式名称となっている。機雷に関する戦闘行動は機雷戦と呼ぶ。機雷に触れることを触雷(しょくらい)、機雷を設置した海域を機雷原(きらいげん)または機雷堰(きらいせき)、機雷を撤去することを掃海(そうかい)、その機能を有する艦艇を掃海艇という。機雷はその特性より、存在可能性のみで心理的に艦船の航行妨害の影響力を行使できる[1]。
- ^ a b c d e f g h トゥルーヴァー(2012) pp.74-76
- ^ Смирнов, Г.; Смирнов, В. (04 1989). “Мина – оружие и наступательное”. Жрунал «Моделист-конструктор» 2011年4月13日閲覧。.(ロシア語)
- ^ 高井三郎著『現代軍事用語』アリアドネ企画 2006年9月10日第1刷発行 ISBN 4384040954
- ^ “機雷や爆弾、関門海峡で続々と 戦後78年、今年見つかり始めた理由”. 朝日新聞DIGITAL (2023年12月14日). 2023年12月14日閲覧。
- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、72頁。ISBN 9784816922749。
- ^ 「機雷?爆発 四人けが しゅんせつ船ふれる」『朝日新聞』1970年(昭和45年)5月10日朝刊12版15面
- ^ トゥルーヴァー(2012) P68-72
- ^ 占領軍・朝鮮戦争による運航規制『函館市史』(北海道函館市)[1]
- ^ Naval History and Heritage Command (Jan 17 13:39:51 EST 2020). “Samuel B. Roberts III (FFG-58)”. 2022年6月17日閲覧。
- ^ 第3節 湾岸危機後の諸問題への対応『1991年度外交青書』
- ^ 自衛隊ペルシャ湾派遣
- ^ 「ウクライナの穀物輸出合意 機雷潜む黒海 安全確保課題」『東京新聞』朝刊2022年7月15日(国際面)同日閲覧
機雷(バラージショット)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 19:21 UTC 版)
「コズモギャング・ザ・ビデオ」の記事における「機雷(バラージショット)」の解説
速度は遅いが爆発の効果が広範囲に及ぶ機雷を撃つことができる。
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機雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 19:06 UTC 版)
「シーファイターポセイドン」の記事における「機雷」の解説
海底からふわふわ浮き上がって来る。触れると爆発する。水中銃では不可能だが、魚雷なら撃破可能。
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機雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/05 07:44 UTC 版)
敵がステージ2の下水や3の川にしかけた機雷。機雷自体は武器で破壊できる。近づくと警戒音が大きくなる。
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機雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:55 UTC 版)
「海上自衛隊の装備品一覧」の記事における「機雷」の解説
機雷はその性能が知られると容易に対抗手段が採られるので、最も機密の壁が厚いとされる。うらが型掃海母艦・航空機・潜水艦によって敷設される。なお、機雷の名称には制式名称以外にKナンバー(Kは機雷のローマ字読みの頭文字)が割り振られている。その為、下記の中には重複している可能性がある。
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機雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:16 UTC 版)
後甲板に機雷投下軌道2条を装備する。一号機雷(連繋機雷)敷設のためで、八八艦隊計画による軽巡洋艦、駆逐艦に標準装備されていた兵装になる。昭和に入って一号機雷の使用は中止されたが、軌道は残されていた。実戦での使用は殆ど無いが、「天龍」は太平洋戦争時に機雷敷設の命令を受けて機雷を搭載したが空襲により損傷、敷設前に作戦中止となっている。
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機雷(トゲ玉) (英語:Floating mine, フローティング・マイン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:45 UTC 版)
「スーパーマリオワールドシリーズのキャラクター一覧」の記事における「機雷(トゲ玉) (英語:Floating mine, フローティング・マイン)」の解説
水面を動く障害物。基本的に無敵マリオ以外では倒せないが、ヨッシーで食べる事は可能。
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機雷(COSMO-MINE)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/26 15:56 UTC 版)
「ボスコニアン」の記事における「機雷(COSMO-MINE)」の解説
破壊すると爆発し、近くにいると自機・敵機問わず誘爆に巻き込まれ破壊される(敵基地の砲台には効かない)。20点。
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機雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 13:26 UTC 版)
潜水艦は敵艦船が使う航路や港湾付近で、隠密裏に機雷を敷設する用途にも使われる。
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機雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 07:46 UTC 版)
「モーリッツ・フォン・ヤコビ」の記事における「機雷」の解説
1853年、ヤコビ機雷を開発した。この機雷は錨で海底に結び付けられ、ケーブルは海岸から電力を供給するガルバニ電池に接続されていた。その爆薬の威力は黒色火薬14キログラム (31 lb)に相当する。ロシア帝国軍事省の機雷委員会により製造が承認され、1854年に60個のヤコビ機雷がパベル要塞とアレクサンダー要塞(クロンシュタット)の近くに敷設された。
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「機雷」の例文・使い方・用例・文例
- 浮遊機雷
- その掃海艇は数百の機雷を除去した。
- 地雷[機雷]を仕掛ける.
- 機雷を探知し除去する活動
- 機雷を敷設する
- 私たちは川の岸に逆機雷を敷設した
- それにぶつかる船を破壊するように設計された機雷
- 機雷を置く装備をした船
- 爆発性の機雷を有する一地帯
- 海底の繋留機の索につなぎとめられている機雷
- 船が機雷に接触する
- 機雷の敷設装置を備えた軍艦
- 浮遊させておく機雷
- 浮流させる装置を施した機雷
- 繋留索が切れて浮流する機雷
- キャプター機雷という潜水艦攻撃用兵器
- 機雷戦という,機雷を敷設する軍事作戦
- 磁場障害によって爆発する機雷
機雷と同じ種類の言葉
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