陸上戦闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:02 UTC 版)
詳細は「陸戦」を参照 陸戦は陸上で実施される戦闘である。徒歩、装輪などの複数の機動手段と部隊編制、多様な攻撃・防御・後退行動の戦術行動、火器が発達した現代では長短射程、直曲射弾道射撃などを有機的に組み合わせて行われる。また陸地は人間の生活基盤が存在するため、陸戦は複雑な心理的影響を与える。加えて陸戦は非常に多様な側面を持っており、作戦、地形、気候、時間帯、戦術などにより様々に分類することができる。 野戦 - 人工建築物がほとんど存在しない地域における陸上戦闘。 陣地戦 - いくつもの野戦築城・陣地が準備された地域で行われる戦闘。戦線が膠着し、その野戦陣地が逐次増強されてきている場合に発生する(塹壕戦はこれに含まれる)。 攻城戦 - 一方が要塞・城砦に立て篭もって防勢をとり、敵対する戦力がそれに対して攻撃して起こる戦闘(近代以降は要塞戦と呼ばれる)。籠城戦 - 攻撃を仕掛けてくる敵に対し要塞・城砦に立て篭もって迎え撃つ戦闘。攻城戦の守勢側からの呼称(因みに、ではあるが南北戦争で目と鼻の先にある要塞同士で戦闘が行われた事例があった)。 遊撃戦 - 敵戦力の後方または敵の支配地域における戦闘(ゲリラ戦とほぼ同義)。森林戦 - 熱帯雨林など植生が濃い地域における陸上戦闘。 山岳戦 - 高低起伏が激しい山岳地域における戦闘。 市街戦 - 人工建築物が密集する都市部における戦闘。 湿地戦 - 湿地などの湿り気の多い場所での戦闘。 雪中戦 - 寒冷地における戦闘。 砂漠戦 - 砂漠地域における戦闘。 上陸戦 - 上陸を試みる戦力とそれを阻止しようとする戦力が衝突する海岸・川岸における戦闘。 機動戦 - 部隊が機動しながら遂行される戦闘。 会戦 - 大規模な部隊が決戦を目的として準備した上で、戦場で対峙してから行われる戦闘。主に近代の世界大戦以前の戦闘を指す。 遭遇戦 - 機動中に敵と不用意に接触して起こる戦闘をいう。会戦の対義語。 白兵戦 - 近接戦闘部隊による突撃を主要な戦術行動とした戦闘。
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