例外的存在とは? わかりやすく解説

例外的存在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:37 UTC 版)

超弩級戦艦」の記事における「例外的存在」の解説

ドイツ戦艦においては弩級艦主砲11インチ (28.1 cm) 砲を採用しており、これはイギリス戦艦12インチ砲に威力匹敵するとされていた。実際に砲弾重量初速などの性能を見る限りドイツ戦艦主砲弾の運動エネルギーは、英国戦艦のそれを凌駕している(砲弾重量小さいが、初速大きい)。従ってドイツヘルゴラント級戦艦12インチ (30.5 cm) 50口径砲を採用した際は、実質超弩級戦艦ではないかと言われた。 しかし異論も多い。ドイツ多用した小口径高初速砲弾は、接近戦での威力こそ高いものの、中距離では入射角浅さから、長距離では失速大きさからイギリス系超弩級戦艦採用され45口径13.5インチ砲や45口径14インチ砲に威力的に劣っているとされるまた、接近戦での威力限定しても、ドイツ12インチ砲の威力イギリスのそれを上回ってはいるものの、それほど大きな差は見られない。むしろイギリスドイツに先だって開発した50口径12インチ砲は、ドイツ50口径12インチ砲を初速でも若干凌駕している。もっともイギリス50口径12インチ砲は命中率低下砲身寿命低下招いた欠陥であったが、ドイツ50口径12インチ砲にはそうした欠陥見られず、ドイツ技術的優位があったのは事実である(逆に言えばイギリス50口径12インチ砲の失敗が、13.5インチ砲の開発促進させ、超弩級戦艦への道を開いたと言える)。 イタリアコンテ・ディ・カブール級戦艦カイオ・ドゥイリオ級戦艦は、改装後の主砲口径が32cmであり30.5cmを超えているが、元は30.5cmの主砲内径削って口径拡大した過ぎず、これを超弩級と扱うかどうかには異論もある。しかし、威力14インチ砲に迫る性能出ている。

※この「例外的存在」の解説は、「超弩級戦艦」の解説の一部です。
「例外的存在」を含む「超弩級戦艦」の記事については、「超弩級戦艦」の概要を参照ください。

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