例外的ケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:28 UTC 版)
修業で失格になった店主の店は取り上げないのが通常だったが、北海道函館市のラーメン屋「みなみ」だけが例外的に唯一取り上げられている。この店の店主は、達人の店である「四五六菜館」でのラーメン5人同時修業の中で1度修業したものの失格になった上、尚且つ『達人直伝の味』と言う旨の紹介文を含んだチラシを無断で作成し、店内に掲示したり外部に配布したりしていたことが、別番組のロケで函館に訪れた際に問題のチラシを受け取ったスタジオゲストの高橋英樹や視聴者の指摘で判明したため、来店してきたみのから「あなた合格してないじゃないか、いきなりこう言う物を送られて見せられてどう言う気持ちになる、どう言うことだ!!」と厳しく追及された。その後、改心した店主は「四五六菜館」で無期限での修業を申し出るが、四五六菜館は彼の身勝手な行動とチラシを無断で作成した事が許すことが出来ず拒否する。だが、その姿をみたみのは直々に四五六菜館に出向き、オーナーとの交渉の末、特別に修行を許可された。修行当初はボール洗いを担当しており、ひたすら前向きに取り組む姿勢が見られた。しかし、1ヶ月程が経ち皿洗いへステップアップした頃にはやる気が失せ始め、次第に修行をサボりがちになる。そして、修行開始43日目にリタイアを宣言。その際、駆けつけたスタッフからもう一度考え直すよう説得を受けるものの「肉体的にも精神的にもこれ以上続けることが出来ない」と断言し、そのまま函館へ帰郷。その姿を見たみの自身も「もう二度と、我々が彼の店を訪れることは無い」と番組後半で公言した。その後、店主はテレビ東京へ出向き、みのに対し今までの無礼をお詫びしたいと申し出たが、すでにみのは彼を見限っており申し出を断った。さらに、レギュラー放送終了後の2003年1月1日のスペシャルでは以前の修業先とは別店舗である「ラーメンてつや」でも4人同時修業に参加したが、杜撰な経営態度が問題視され、ここでも失格になった。 しかし、2010年10月のスペシャルにて、番組における度重なる失格や白血病との闘病生活を踏まえて、店主が自分なりに経営方針や味を見直した結果、店を改装して函館に訪れるロシア人が常連的に来店したり、以前は嫌っていた子供達にもアイスクリームを振舞うなど、態度が若干軟化した様子が取り上げられた。「将来はロシアに行ってみたい」と、ロシア語を勉強する姿も映された。 その後、2020年5月19日深夜にテレビ東京で放送された番組「浦和から持ってきて!」にて当番組が紹介され、その中で店主に電話取材を行ったところ、体力の限界を感じ2019年に廃業していたことが判明した。
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