プッシュバックを必要としない例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 09:04 UTC 版)
「プッシュバック」の記事における「プッシュバックを必要としない例」の解説
小規模な空港や小型機は機材やスペースの関係で自走で地上旋回して方向転換を行うことが多い。また、格安航空会社向けの空港ターミナルビルでは、コスト削減のために自走で旋回して方向転換することを前提に設計されていることがある。このように航空機が自走で出発可能な空港はスポットに障害物が少なく、航空機自走旋回半径の安全間隔を設けることが前提となるので、オープンスポットでターミナルと航空機が離れた設計になっていることが一般的であり、この場合は航空機まで徒歩やバスなどで移動しタラップや航空機に内蔵されたエアステア(梯子)で乗降することになる。例外として、大阪国際空港の一部のスポットなどではフィンガー式ターミナルに対して横向きに駐機することにより、B767クラスの飛行機でもプッシュバックすることなく、方向転換もあまり必要とせずに自力で走行開始が可能である。これらのスポットはボーディング・ブリッジを備えている等、使い勝手は他のスポットとほとんど変わらないが、例外的存在といってよい[要出典]。アメリカでは MD-80 や ボーイング737 のような比較的小型な航空機に限っては、地方によっては逆噴射で後退することを認めている空港もある。 軽量な小型機では大人1~2名で移動させることも可能であり、小型機専用の飛行場ではトーイングトラクターを導入せず人力のみで運用する場所もある。 人力で移動されるT-45(約4,460 kg) 9名で移動されるデ・ハビランド・カナダ DHC-1(約646kg) 1名で牽引可能なEV-97A(約280kg)
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