バウスプリットとは? わかりやすく解説

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バウスプリット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 14:04 UTC 版)

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Falls of Clydeのバウスプリット

バウスプリットbowspritboltsprit)とは、帆船船首から前方へ伸びている棒である。

大型帆船になるほど長く、複数のフォアステイが設置される。使用しないときはフォアセイルの上に結び付けられる。大きな波の危険性を避けるため、通常水平よりも少し上向きに設置されている。高速で航行する船ではより上向きに設置される傾向があり、1枚あるいは2枚の四角形のスプリットセイルフォアマストのヤードから張られた。17世紀から18世紀の初期には、バウスプリットの近くにスプリットトップマストと四角の帆が加えられたが、悪天候時にむかないなど成功とは言えなかった。縦帆は速度と操作性の面に優れたジブが代表格として知られていた。バウスプリットはジブのブームとして伸びていき、最長のものは30メートルにも達した。

バウスプリットをしまい込むことのない小型船では、水平のバウスプリットを持つ場合もある。また、現代のヨットではフォアステイは船首の先端に固定されるだけとなっており、バウスプリットは珍しい存在となっている。

航海の安全を願って、バウスプリットの根元から船首にかけて、船首像(フィギュアヘッド)という装飾彫像が取り付けられることがある。

水兵がよく落ちて危険な作業を行う事から、ウィドウ・メーカー(英語:Widow maker、未亡人製作所)と呼ばれることもある[1][2]

出典

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  1. ^ Americana 第 10 巻 28頁
  2. ^ MotorBoating 1976年8月号 55頁

関連項目

外部リンク


バウスプリット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 06:06 UTC 版)

トーネード (カタマランヨット)」の記事における「バウスプリット」の解説

マスト根元から中央前部突き出され、先端ジェネーカー取り付く多く場合ジェネーカー収納袋と併設されスナッファーと呼ばれる。アネミ製、炭素繊維製。

※この「バウスプリット」の解説は、「トーネード (カタマランヨット)」の解説の一部です。
「バウスプリット」を含む「トーネード (カタマランヨット)」の記事については、「トーネード (カタマランヨット)」の概要を参照ください。

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