すべり‐どめ【滑り止め】
滑り止め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 03:11 UTC 版)


滑り止め(すべりどめ、英: anti-slip、non-slip、anti-skid)とは、滑りを止めるためのもの。滑りを止める行為を指すこともある。
工業、運送、交通、スポーツなど様々な分野で用いられている。以下のようなものがある。
材料・器具・機構
- 滑り止め物質(防滑用材とも)
接触面に塗布するなどして、その摩擦係数を大きくさせることによって、滑ることを抑える物質には次のようなものがある。
- 滑り止め器具・道具
- アンチスリップ・シューズ(ノンスリップ・シューズ)
- デッキシューズ
- スパイクシューズ
- 駒下駄
- 滑り止め手袋 - 布製で滑りやすい軍手には、軟質ビニール製のイボを多数着けたものがある
- en:Anti-slip grating
- クライミングスキン
- 雪や氷に対する滑り止め
- アイゼン
- タイヤチェーン
- スノータイヤ
- スノーソックス
- スタッドレスタイヤ
- スパイクタイヤ(舗装を傷め、大気汚染の元凶、喘息の原因ともなるので、一部の国を除き規制・禁止された。)
- 焼砂や砕石など(雪道や氷結道路に撒く「滑り止め」[1])
- 滑り止めメカニズム
生物
生物においては、肢の先の汗、肉球あたりの汗腺、肉球の襞(ひだ)(クマネズミなど)、指紋、産婆蛙の前足親指の瘤などは一種の滑り止めである。
蹄鉄はウマの蹄の保護のために人間が意図的につけるもので、舗装路ではかえって滑る。滑り止めとしてカルキンスと呼ばれる一種の「出っ張り」をつけることもあった。現在でも滑り止めつきの蹄鉄をつけることもある。
比喩、派生
- すべり止め装置装着規制 - 交通規制の一種で、その道を通行する際、タイヤチェーンや冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)の装着が必要であることを意味する規制[2]。地域によって「滑り止め規制」「スベリ止必要」「冬用タイヤ規制」「チェーン規制」等と呼称・表示される[2]。
- 入学試験などで目的の学校が不合格であったときに浪人してしまうことを避けるために、他の学校なども受験(併願受験)すること、あるいはその受験する対象のことを「滑り止め」と言うことがある。
脚注
- ^ [1]
- ^ a b エキサイトニュース 2008年2月24日掲載 「スベリ止必要」と「チェーン規制」の違いって?より
関連項目
滑り止め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:09 UTC 版)
氷の上を走るためのボリアムや滑りやすい地面のための鋲、とがり金、リムといった滑り止めは、馬術競技馬や飛越競走馬、ポロ用の小馬などの余り平坦でない地面を高速で走行する必要のある馬に有益である。
※この「滑り止め」の解説は、「蹄鉄」の解説の一部です。
「滑り止め」を含む「蹄鉄」の記事については、「蹄鉄」の概要を参照ください。
「滑り止め」の例文・使い方・用例・文例
- あなたは滑り止めされた靴で来なければならない。
- (馬蹄の)滑り止め
- 滑り止めのくぎで怪我をする
- (タイヤに)新しい滑り止めのトレッドをつける
- 滑り止めで安全にする
- 滑り止め金具を提供する
- 滑り止めくぎのある蹄鉄
- 滑り止めタイヤ
- 滑り止め付きの表面
- 滑り止めのトレッドの下にストリップを有し、側壁に比較的小さく補強されている自動車タイヤの、または、自動車タイヤに関する
- 測程器を動かすために滑り止めを使用する労働者
- 瓦の裏面にある滑り止めの横線
- 屋根に設置された雪の滑り止め
- 車のタイヤの滑り止めのための溝模様
- 階段などに取り付ける滑り止め具
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