喘息とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 医療 > 喘息 > 喘息の意味・解説 

ぜん‐そく【×喘息】

読み方:ぜんそく

あえぐこと。息のせくこと。

息を吐き出すのが困難で、喘鳴を伴う発作性呼吸困難を主とした症候群アレルギーなどによる気管支喘息のほか、心臓病のある人に起こる心臓喘息や、尿毒症のときに起こるもの、神経性のものなどがある。


喘息

読み方:ゼンソク(zensoku)

発作的に起こる痙攣性呼吸困難状態


喘息


気管支喘息

(喘息 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 10:17 UTC 版)

気管支喘息(きかんしぜんそく、英語: bronchial asthma)または喘息(ぜんそく、英語: asthma)は、慢性の気道炎症(2型炎症が主体の表現型が典型的であるが、それ以外にも多様な表現型が存在する)、気流制限(典型例では、通常、可逆性あり)、気道過敏性の亢進を病態の基盤に有し、発作性に、呼吸困難、喘鳴[1]などの呼吸器症状の増悪をきたす症候群である。なお、末梢気道病変の喘息で聴かれる喘鳴は主として呼気性喘鳴(Wheezing)である[2]


注釈

  1. ^ 直訳では一つの気道に一つの病気がある。

出典

  1. ^ Gong, Henry (1990), Walker, H. Kenneth; Hall, W. Dallas, eds., Wheezing and Asthma (3rd ed.), Butterworths, ISBN 978-0-409-90077-4, PMID 21250199, http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK358/ 2023年10月26日閲覧。 
  2. ^ 吸気性喘鳴(stridor) - 05. 肺疾患”. MSDマニュアル プロフェッショナル版. 2023年10月26日閲覧。
  3. ^ Marketos SG, Ballas CN. Bronchial asthma in the medical literature of Greek antiquity. J Asthma. 1982;19(4):263-9. PMID 6757243, doi:10.3109/02770908209104771
  4. ^ Q9-4 たばこの煙で発作が起こることがありますか?
  5. ^ 小田嶋博, 「喫煙の気管支喘息への影響」『日本小児アレルギー学会誌』 2005年 19巻 3号 p.237-246, 日本小児アレルギー学会, doi:10.3388/jspaci.19.237, NAID 10020563061
  6. ^ 萱場広之, 「2 稲作地域における環境因子と気管支喘息 : 穀物粉塵と野焼きを中心に(化学物質過敏症の診断・治療と問題点)」『アレルギー』 2004年 53巻 2-3号 p.224-, 日本アレルギー学会, doi:10.15036/arerugi.53.224_1, NAID 110002432669
  7. ^ 線香の煙の吸入が喘息を悪化させる可能性を示唆 九州大学 - 大学ジャーナルオンライン — Mozilla Firefox
  8. ^ 火山噴火 その時どうする?|災害列島 命を守る情報サイト|NHK NEWS WEB — Mozilla Firefox
  9. ^ Gruzieva O, Gehring U, Aalberse R, et al. (2014). “Meta-analysis of air pollution exposure association with allergic sensitization in European birth cohorts”. J. Allergy Clin. Immunol. 133 (3): 767-76.e7. doi:10.1016/j.jaci.2013.07.048. PMID 24094547. 
  10. ^ a b Hosseini B, Berthon BS, Wark P, Wood LG (2017). “Effects of Fruit and Vegetable Consumption on Risk of Asthma, Wheezing and Immune Responses: A Systematic Review and Meta-Analysis”. Nutrients 9 (4). doi:10.3390/nu9040341. PMC 5409680. PMID 28353635. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5409680/. 
  11. ^ Seyedrezazadeh E, Moghaddam MP, Ansarin K, Vafa MR, Sharma S, Kolahdooz F (2014). “Fruit and vegetable intake and risk of wheezing and asthma: a systematic review and meta-analysis”. Nutr. Rev. 72 (7): 411-28. doi:10.1111/nure.12121. PMID 24947126. 
  12. ^ a b 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
  13. ^ Nurmatov U, Devereux G, Sheikh A (2011). “Nutrients and foods for the primary prevention of asthma and allergy: systematic review and meta-analysis”. J. Allergy Clin. Immunol. 127 (3): 724-33.e1-30. doi:10.1016/j.jaci.2010.11.001. PMID 21185068. 
  14. ^ Nagel G, Weinmayr G, Kleiner A, Garcia-Marcos L, Strachan DP (2010). “Effect of diet on asthma and allergic sensitisation in the International Study on Allergies and Asthma in Childhood (ISAAC) Phase Two”. Thorax 65 (6): 516-22. doi:10.1136/thx.2009.128256. PMID 20522849. 
  15. ^ Bartley J, McGlashan SR (2010). “Does milk increase mucus production?”. Med. Hypotheses 74 (4): 732-4. doi:10.1016/j.mehy.2009.10.044. PMID 19932941. 
  16. ^ Takkouche B, González-Barcala FJ, Etminan M, Fitzgerald M (2008). “Exposure to furry pets and the risk of asthma and allergic rhinitis: a meta-analysis”. Allergy 63 (7): 857-64. doi:10.1111/j.1398-9995.2008.01732.x. PMID 18588551. 
  17. ^ Linehan MF, Nurmatov U, Frank TL, Niven RM, Baxter DN, Sheikh A (2014). “Does BCG vaccination protect against childhood asthma? Final results from the Manchester Community Asthma Study retrospective cohort study and updated systematic review and meta-analysis”. J. Allergy Clin. Immunol. 133 (3): 688-95.e14. doi:10.1016/j.jaci.2013.08.007. PMID 24084077. 
  18. ^ Lambert KA, Bowatte G, Tham R, et al. (2017). “Residential greenness and allergic respiratory diseases in children and adolescents - A systematic review and meta-analysis”. Environ. Res. 159: 212-221. doi:10.1016/j.envres.2017.08.002. PMID 28803150. 
  19. ^ 気管支ぜんそく/咳ぜんそく 日本医科大学呼吸ケアクリニック
  20. ^ せき(咳)・たん・ぜんそく(気管支ぜんそく)について アスゲン製薬
  21. ^ Jenkins, C; Costello, J; Hodge, L (2004), “Systematic review of prevalence of aspirin induced asthma and its implications for clinical practice”, BMJ 328: 434-439, PMID 14976098 full text
  22. ^ Beasley R. "The global burden of asthma report. Global initiative for ashma(GINA)" 2004
  23. ^ 平成8年度厚生省長期慢性疾患総合研究事業
  24. ^ 日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会監修『喘息予防・管理ガイドライン2006』協和企画、2006年、22頁。
  25. ^ Busse WW, and others. Combined Analysis of Asthma Safety Trials of Long-Acting β2-Agonists. N Engl J Med 2018; 378:2497-2505 DOI: 10.1056/NEJMoa1716868
  26. ^ 長屋宏、「日本のアレルギー診療は50年遅れている」、メディカルトリビューン社。ISBN 978-4-89589-336-7
  27. ^ Bousquet J, Lockey R, Malling HJ. (Oct 1998). “Allergen immunotherapy: therapeutic vaccines for allergic diseases. A WHO position paper”. J Allergy Clin Immunol. 102 (4 Pt 1): pp.749-794. PMID 9802362
  28. ^ スーパークレソン
  29. ^ 県産野菜の機能性評価(山梨県) (PDF)
  30. ^ One airway One disease 葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニック 2022年3月10日閲覧。



喘息

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:26 UTC 版)

モメタゾン」の記事における「喘息」の解説

モメタゾンフランカルボン酸エステルステロイドホルモン剤であり、喘息患者吸入することで、気道炎症抑えることで喘息を治療する。したがって作用機序異なホルモテロールのようなβ2作動薬と喘息の治療時に併用できる。 なお、スポーツにおけるドーピング問題になり続けており、2019年現在糖質コルチコイド全身的使用禁止されているものの、喘息の疾患対す吸入による局所使用は可能とされており、2019年アンチ・ドーピング利用可能リストには、気管支炎気管支喘息治療用いモメタゾンフランカルボン酸エステル掲載されている。

※この「喘息」の解説は、「モメタゾン」の解説の一部です。
「喘息」を含む「モメタゾン」の記事については、「モメタゾン」の概要を参照ください。


喘息

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:02 UTC 版)

自然リンパ球」の記事における「喘息」の解説

ILC2は、肺の炎症時に病原体としての役割を果たす事が確認されている。肺の上皮細胞は、さまざまなアレルゲン真菌ウイルス等に反応してサイトカインであるIL-33やIL-25、あるいはTSLP(英語版)を発現する。これらのサイトカインはILC2を活性化する為、アレルギー性喘息の患者ではILC2の数が増加し2型サイトカイン(IL-4/5/13)が放出される。これらはIL-13を分泌しアレルギー性肺炎開始し、さらにTh2分化促進してIL-13の産生増加させ、その結果アレルギー反応増幅させる肺のILC2によるIL-5産生は、好酸球動員繋がり、他の細胞集団は、喘息患者気道炎症において肺のILC2と相互作用し、ILC2を活性化する事が知られている。更に、ILC2はB細胞増殖促進する。ILC2の増加疾患重症度相関していると考えられており、「アレルゲン経験した」ILC2の一部は、初期炎症治まった後も残存し記憶T細胞類似した性質を持つ事が確認されている。喘息患者様々なアレルゲン感作される事が多いのは、この「アレルゲン経験した」ILC2の存在理由であると考えられる。 このアレルギー免疫反応は、T細胞B細胞とは独立しているようで、T細胞B細胞欠損しマウスでも、IL-33用いて喘息様症状似たアレルギー反応誘発される事が確認されている。 他のILCが喘息にどのような影響与えるかは明らかではないが、IL-17産生するILC3の数と喘息の重症度との間に相関関係があることが研究示されている。また、マウスでは、NK細胞とILC1がIFN-γ産生によるILC2の増殖抑制する事が示されており、疾患コントロールに役立つと考えられています。異なサブセットバランスが喘息にどのような影響与えるかを明らかにするには、ヒト患者対象としたさらなる研究が必要である

※この「喘息」の解説は、「自然リンパ球」の解説の一部です。
「喘息」を含む「自然リンパ球」の記事については、「自然リンパ球」の概要を参照ください。


喘息

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 20:21 UTC 版)

高山善廣」の記事における「喘息」の解説

物心ついた時には既に喘息を患っており、幼稚園入園前に小児喘息診断された。幼少時眠れない夜には母親毎晩背中さすっていた。運動をすれば良くなるだろうと言う両親のすすめもあり、9歳の頃に剣道始め高校からはラグビー始めた小児期からの喘息は一時症状収まりプロレスラーとなってから3年から4年発作出ず順調だったか、団体移籍などに伴うスタイル変化などのストレス一因となり喘息を再発その後吸入により症状コントロールしている。ただ、その体格から喘息を信じてもらえずに驚かれることも多く肺活量あまりない。喘息を持つファンから、「喘息を持つ高山選手頑張っているのを見て自分頑張ろう思った」という手紙寄せられたこともある。 高山も「喘息があったからこそ、体を鍛えなければいけない。喘息だったからプロレスチャンピオンになれた」と告白している。 体重増加は、持病である重い気管支喘息薬の副作用もしくは下腹部古傷保護ためとも言われる2006年1月14日日本製薬工業協会提供番組希望へのメッセージ・くすり物語」(日本テレビ)に、脳梗塞欠場中の高山出演番組進行役の吉田栄作公園でのインタビューに応じていた。内容としては持病の喘息についてのことで、脳梗塞の点には触れていない。

※この「喘息」の解説は、「高山善廣」の解説の一部です。
「喘息」を含む「高山善廣」の記事については、「高山善廣」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「喘息」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「喘息」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



喘息と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「喘息」の関連用語

喘息のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



喘息のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
厚生労働省厚生労働省
(C)2023 Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.
e-ヘルスネット
がん情報サイトがん情報サイト
Copyright ©2004-2023 Translational Research Informatics Center. All Rights Reserved.
財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの気管支喘息 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのモメタゾン (改訂履歴)、自然リンパ球 (改訂履歴)、高山善廣 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2023 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2023 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2023 GRAS Group, Inc.RSS