免疫応答
英訳・(英)同義/類義語:immune response, immune responsiveness
体内に入った抗原に対する免疫応答で、一時応答と二次応答がある。
免疫応答
(免疫反応 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 08:13 UTC 版)
免疫応答(めんえきおうとう、英: immune response)は免疫反応とも呼ばれ、外来の侵入者から身を守る目的で、生体内で起こる反応である。これらの侵入者には、ウイルス、細菌、寄生虫、真菌などの多種多様な微生物が含まれ、体内から排除されないと宿主生物の健康に深刻な問題を引き起こす可能性がある[1]。免疫応答には、病原体から身を守るために協働する自然免疫応答と適応免疫応答(獲得免疫応答とも)の2つの異なる側面がある。
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「免疫反応」の例文・使い方・用例・文例
- B細胞が媒介する(主にバクテリアの侵入に対する)免疫反応
- T細胞の働きによる(主にウィルスや菌の侵入、移植された組織に対する)免疫反応
- 抗原と抗体の結合で補体が不活化される(したがって、第2の抗原と抗体の結合に関与できなくなる)免疫反応
- 免疫反応を引き出す能力を持っている
- 抗原への露出の後に免疫反応を現すことができる
- 抗原への暴露に続いて免疫反応を発現すことができない
- 体内に普通に存在する物質に対する体の免疫反応の、または、体の免疫反応に関する
- 栄養失調、免疫不全あるいは免疫抑制療法のため、通常の免疫反応を発達することができない
- 免疫反応が不十分である人の
- 体の通常の免疫反応を下げ免疫抑制作用を引き起こす物質の、または、体の通常の免疫反応を下げ免疫抑制作用を引き起こす物質に関する
- 移植器官の拒否反応を阻止するのに用いる免疫反応抑制剤(商標名イムラン)
- 体に導入された際、免疫反応(免疫をもたらす)を引き起こす物質または有機体のいずれか
- 体の自然な免疫反応を低める薬
- 免疫反応を起こすことによって、身体を外部の物質および病原性生物から保護する(胸腺、骨髄、リンパ組織を含む)システム
- 細胞の表面上でたんぱく質をコードし、免疫反応における役割を果たす第6ヒト染色体の50以上の遺伝子の族
- 英国の免疫学者(ブラジル生まれ)で、組織移植を研究し、移植片の不認可が免疫反応であることを発見した(1915年−1987年)
- 異物であると認識された物質、あるいは有機体の受け入れを拒否する免疫反応
- 抗原への露出に続いて、免疫反応を発達させる能力
- 異物の侵入に対する生体の正常な免疫反応を下げること
- 特定抗原に対する免疫反応の減少あるいは欠如
免疫反応と同じ種類の言葉
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