マクロファージ【macrophage】
抗原提示マクロファージ
英訳・(英)同義/類義語:antigen-presenting macrophage, macrophage
白血球の中の単球から分化した細胞で、強い食作用をもち体内の異物や死細胞を除去する。また、取り込んだ異物の一部を抗原としてMHCタンパクに結合した状態で細胞膜外に提示し、これを認識したT細胞を活性化する。
抗原提示細胞
英訳・(英)同義/類義語:antigen-presenting cell, Dendritic cells
白血球の中の単球から分化したマクロファージや樹状細胞で、体内の異物や死細胞を除去する。また、取り込んだ異物の一部を抗原としてMHCタンパクに結合した状態で細胞膜外に提示し、これを認識したT細胞を活性化する。
細胞名や細胞内の構造オルガネラに関連する用語: | 感覚母細胞 感覚細胞 抗原提示マクロファージ 抗原提示細胞 接合胞子 接触阻害 放射状グリア細胞 |
マクロファージ
マクロファージ
マクロファージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 16:20 UTC 版)
マクロファージ(Macrophage, MΦ)は白血球の1種。生体内をアメーバ様運動する遊走性[1]の食細胞で、死んだ細胞やその破片、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす[1]。とくに、外傷や炎症の際に活発である[1]。また抗原提示細胞でもある。免疫系の一部を担い、免疫機能の中心的役割を担っている。 名称は、ミクロファージ(小食細胞)に対する対語(マクロ⇔ミクロ)として命名されたが、ミクロファージは後に様々な機能を持つリンパ球などとして再分類されたため、こちらのみその名称として残った。大食細胞、大食胞、組織球ともいう[1]。
- 1 マクロファージとは
- 2 マクロファージの概要
- 3 発見
- 4 脚注
マクロファージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 16:27 UTC 版)
文献における一般的なコンセンサスとしては、TGF-βは休止状態の単球を刺激し、活性化されたマクロファージを阻害する。単球に関しては、TGF-βは化学誘引物質、そして炎症応答のアップレギュレーターとして機能することが示されている。しかしながら、TGF-βは単球とマクロファージにおいて炎症性サイトカインの産生をダウンレギュレーションすることも示されており、これは上述したNF-κBの阻害によるものであると考えられている。この見かけ上の矛盾は、TGF-β効果が高度に文脈依存的なためである可能性がある。 TGF-βは痩せ型マウスで観察される代替的マクロファージ活性化に関与すると考えられており、こうして活性化されたマクロファージは抗炎症表現型を維持する。この表現型は肥満型マウスでは失われており、肥満型マウスは痩せ型マウスよりもマクロファージの数が多いだけでなく、TNF-αや他の炎症性サイトカインを放出して慢性的な炎症環境に寄与する、古典的活性化マクロファージも多くなる。
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マクロファージ(大食細胞)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 14:34 UTC 版)
「免疫系」の記事における「マクロファージ(大食細胞)」の解説
組織中に存在し、侵入した感染源を追って組織や細胞間スペースにも入れる。多才な細胞で、酵素、補体タンパク質、それにインターロイキン-1のような制御因子など広範囲にわたる化学物質を産生する。マクロファージは死体・ゴミあさりの(スカベンジャー)細胞としても働き、体内の役に立たなくなった細胞、およびその他の崩壊沈着物の除去および適応免疫系を活性化する抗原提示細胞として働く。
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マクロファージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 05:08 UTC 版)
詳細は「マクロファージ」を参照 マクロファージは、ギリシャ語で「大きな食べる人」を意味する言葉で、大型の食細胞性白血球であり、侵入してきた病原体を追って毛細血管の壁を移動し、細胞間の領域に入り込む事で、血管系を超えて移動する事が出来る。組織では、臓器特異的なマクロファージは、単球と呼ばれる血液中に存在する食細胞から分化している。マクロファージは最も効率的な食細胞であり、相当数の細菌や他の細胞、微生物を貪食する事が出来る。マクロファージの表面にある受容体に細菌の分子が結合すると、マクロファージは呼吸バースト(英語版)を発生させ、活性酸素種の放出を引き起こして細菌を呑み込み、破壊する。病原体はまた、マクロファージを刺激してケモカインを産生させ、他の細胞を感染部位に呼び寄せる。
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マクロファージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 06:14 UTC 版)
「パターン認識受容体」の記事における「マクロファージ」の解説
マクロファージには数種類のPRRが存在している。 マクロファージのPRR認識により、自然免疫が応答され、サイトカインを産生したり樹状細胞を活性化したりする。
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「マクロファージ」の例文・使い方・用例・文例
マクロファージと同じ種類の言葉
マクロファージに関連する言葉 | 抗原提示マクロファージ マクロファージ(まくろふぁーじ) 組織マクロファージ |
細胞に関連する言葉 | ヘテロカリオン ホモカリオン マクロファージ(まくろふぁーじ) メラノサイト 刺細胞 |
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