髄外造血
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 01:07 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動髄外造血(ずいがいぞうけつ)とは、本来骨髄で行われるべき造血が、肝臓や脾臓といった骨髄外の臓器で行われる病態。骨髄造血細胞の再生が不十分なときの代償として出現する。
胎生期の造血
哺乳類においては、胎生初期には卵黄嚢で、次いで肝臓・脾臓で造血が行われる。しかし胎生後期には造血の場は骨髄へ移行し、出生時にはほぼ骨髄での造血のみとなっている。髄外造血は正常であれば行われない。(リンパ球にはリンパ節で産生されるものもある。)
髄外造血の成因
- 慢性的な貧血
- 骨髄での造血ができない場合
脚注
- Ng CS, Wan S, Lee TW, Sihoe AD, Wan IY, Arifi AA, Yim AP (May 2002). “Video-assisted thoracic surgery for mediastinal extramedullary haematopoiesis”. Ann R Coll Surg Engl 84 (3): 161–3. PMC 2503808. PMID 12092864 .
外部リンク
- Berkmen YM, Zalta BA (December 2007). “Case 126: extramedullary hematopoiesis”. Radiology 245 (3): 905–8. doi:10.1148/radiol.2453040715. PMID 18024458 .
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