数が多いとは? わかりやすく解説

数が多い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/23 05:25 UTC 版)

南極隕石」の記事における「数が多い」の解説

南極隕石比べて南極隕石は非常に数が多い。 非南極隕石総数は、2006年時点で約7000個、2010年時点では約1万4000個ある。これに対し南極隕石2002年時点で33693個、2010年時点で約48000個ある。 「既にこれほど多く隕石集まったのに、なぜまだ集めねばならないのか」という質問挙がることがある日本の南極観測隊の39次隊や51次隊で南極隕石探査中心務めた小島秀康は著書の中で、太陽系創成期の姿をジグソーパズル喩え隕石を駒に喩えどれほど多くの駒があるか分からないとした上で 駒を増やせ増やすほど、太陽系創成期の姿を鮮明にできる。だからこんなに多く隕石を手にしていても、更に多く隕石集めたいのである。 — 小島秀康 と答えている。東京大学三河内岳も同様に南極隕石ジグソーパズルピース喩えている。 隕石に関する論文総数その内日本人論文1965年から1970年7 0 1971年から1975年29 16 1976年から1980年253 141 アメリカLibrary of Congress拠る 南極隕石発見される前は、隕石はその希少価値の高さから研究多く制約つきまとっていた。日本国内では隕石保有する個人地方自治体分類すら許さない場合があり、よしんば科学館・博物館管理していたとしても、館の財産であるため切った割ったりは出来なかった。欧米博物館には研究用サンプル提供するところもあり、1970年代以前日本人隕石研究者のほとんどは海外での生活が長かった南極隕石大量に発見され隕石総数増えたことにより、隕石蔵されることなく研究使えるようになった南極隕石データベース整備されている。例えやまと 691ならYamato 691データウェブ上で閲覧することが出来る。更に研究者希望する南極隕石サンプル入手することも出来る。 南極隕石基本的に採集した国が全て保存することになっている実際に日本隊が採集した南極隕石は、国立極地研究所極域科学資源センター南隕石ラボラトリーが、収集から保存研究情報公開全てキュレーション)を担当している。国立極地研究所保管する隕石重量平均100グラム総重量はおよそ1.7トンである。アメリカNASAキュレーション行い研究終わったスミソニアン博物館作った専用施設保管している。 数が多いことから南極隕石には、めったに見つからない珍しい隕石含まれている。たとえば南極初め見つかった隕石種や、南極以外では見つかっていない隕石種の中のサブグループなどである。他には2013年にはベルギー日本共同調査隊が、隕石としては重い18キログラム南極隕石東南極発見している。 そして、日本隊が採集したものを含む、南極隕石中には十数個、月隕石火星隕石小惑星岩石微惑星表土原始惑星破片など、珍しい隕石含まれている。15次隊の大量発見臨場し南極隕石集積モデル考案した矢内三は、南極隕石中には月の裏由来隕石金星水星から飛来し隕石含まれている可能性があり、更に数十から数百個の南極隕石採集されれば冥王星起源隕石太陽系外起源物質が見つかる可能性すらあるとしている。

※この「数が多い」の解説は、「南極隕石」の解説の一部です。
「数が多い」を含む「南極隕石」の記事については、「南極隕石」の概要を参照ください。

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