装甲貫徹能力
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「九八式三十七粍戦車砲」の記事における「装甲貫徹能力」の解説
本砲と貫通威力が近似すると思われる(弾薬筒が共用であり、砲口初速の差が約15m/秒程度)九四式三十七粍砲の場合、九四式徹甲弾の装甲板に対する貫徹能力は350mで30mm(存速575m/秒)、800mで25mm(同420m/秒)、1,000mで20mm(同380m/秒)であり、一式徹甲弾(全備筒量1,236g)の貫徹能力は第一種防弾鋼板に対して射距離1,000mで25mm、砲口前(距離不明。至近距離と思われる)では50mmであった。 また、1942年5月の資料によれば、九四式三十七粍砲は、試製徹甲弾である弾丸鋼第一種丙製蛋形徹甲弾(一式徹甲弾に相当)を使用した場合、以下の装甲板を貫通するとしている。 200mで49mm(第一種防弾鋼板)/28mm(第二種防弾鋼板) 500mで41mm(第一種防弾鋼板)/24mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで31mm(第一種防弾鋼板)/16mm(第二種防弾鋼板) 1,500mで23mm(第一種防弾鋼板)/15mm(第二種防弾鋼板) 九四式三十七粍砲を鹵獲したアメリカ旧陸軍省の1945年8月の情報資料によれば、垂直装甲に対して射距離0ヤード(0m)で2.1インチ(約53mm)、射距離250ヤード(約228.6m)で1.9インチ(約48mm)、射距離500ヤード(約457.2m)で1.7インチ(約43mm)を貫通するとしている(ただし、使用弾種は九四式徹甲弾となっているが、貫徹威力が日本側の一式徹甲弾のデータと近似していることから、米側の表記ミスか双方の徹甲弾を混同した可能性がある)。 これらの徹甲弾は、弾頭内に炸薬を有する徹甲榴弾(AP-HE)であり、貫徹後に車内で炸裂して乗員の殺傷および機器の破壊を行うのに適していた。
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装甲貫徹能力
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本砲は主任務である対戦車射撃用には一式徹甲弾(弾量0.72kg、全備筒量1.57kg、一式徹甲小一号弾底信管)、また軟目標射撃用には一式榴弾(全備筒量1.48kg、一〇〇式小瞬発信管)を使用した。 1942年5月の資料によれば、本砲(試作時の名称は試製三十七粍砲)は、試製徹甲弾である弾丸鋼第一種丙製蛋形徹甲弾(一式徹甲弾に相当)を使用した場合、以下の装甲板を貫通するとしている。 200mで55mm(第一種防弾鋼板)/32mm(第二種防弾鋼板) 500mで46mm(第一種防弾鋼板)/27mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで34mm(第一種防弾鋼板)/21mm(第二種防弾鋼板) 1,500mで26mm(第一種防弾鋼板)/16mm(第二種防弾鋼板)
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装甲貫徹能力
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「九二式車載十三粍機関砲」の記事における「装甲貫徹能力」の解説
九二式徹甲弾弾薬筒の場合、防弾鋼板に対する貫通限界厚は射距離500mで20mm、射距離800mで16mm、射距離1200mで12mmであった。
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装甲貫徹能力
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「一〇〇式三十七粍戦車砲」の記事における「装甲貫徹能力」の解説
本砲と貫通威力が近似すると思われる(弾薬筒が共用であり初速がほぼ同じ)九四式三十七粍砲の場合、九四式徹甲弾の装甲板に対する貫徹能力は350mで30mm(存速575m/秒)、800mで25mm(同420m/秒)、1,000mで20mm(同380m/秒)であり、一式徹甲弾(全備筒量1,236g)の貫徹能力は第一種防弾鋼板に対して射距離1000mで25mm、砲口前(距離不明、至近距離と思われる)では50mmであった。 また1942年5月の資料によれば、九四式三十七粍砲は、試製徹甲弾である弾丸鋼第一種丙製蛋形徹甲弾(一式徹甲弾に相当)を使用した場合、以下の装甲板を貫通するとしている。 200mで49mm(第一種防弾鋼板)/28mm(第二種防弾鋼板) 500mで41mm(第一種防弾鋼板)/24mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで31mm(第一種防弾鋼板)/16mm(第二種防弾鋼板) 1,500mで23mm(第一種防弾鋼板)/15mm(第二種防弾鋼板) 九四式三十七粍砲を鹵獲したアメリカ旧陸軍省の1945年8月の情報資料によれば、垂直装甲に対して射距離0ヤード(0m)で2.1インチ(約53mm)、射距離250ヤード(約228.6m)で1.9インチ(約48mm)、射距離500ヤード(約457.2m)で1.7インチ(約43mm)を貫通するとしている(ただし使用弾種は九四式徹甲弾となっているが、貫徹威力が日本側の一式徹甲弾のデータと近似していることから、米側の表記ミスか双方の徹甲弾を混同した可能性がある。)。 これらの徹甲弾は弾頭内に炸薬を有する徹甲榴弾(AP-HE)であり、貫徹後に車内で炸裂して乗員の殺傷及び機器の破壊を行うのに適していた。
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装甲貫徹能力
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装甲貫徹能力の数値は、射撃対象の装甲板や実施した年代など、試験条件により異なる。 1942年5月の資料によれば、一式四十七粍戦車砲とほぼ同威力の一式機動四十七粍砲の場合、一式徹甲弾(徹甲榴弾相当)を使用した場合は弾着角90度で以下の装甲板を貫通できた。 1,500mで45mm(第一種防弾鋼板)/20mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで50mm(第一種防弾鋼板)/30mm(第二種防弾鋼板) 500mで65mm(第一種防弾鋼板)/40mm(第二種防弾鋼板) 200mで65mm(第一種防弾鋼板)/50mm(第二種防弾鋼板) 試製徹甲弾であるタングステン鋼蚤形弾(後述する「特甲」弾の基になったと思われる試製徹甲弾)を使用した場合、弾着角90度で以下の装甲板を貫徹できた。 1,500mで45mm(第一種防弾鋼板)/25mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで55mm(第一種防弾鋼板)/30mm(第二種防弾鋼板) 500mで70mm(第一種防弾鋼板)/45mm(第二種防弾鋼板) 200mで80mm(第一種防弾鋼板)/55mm(第二種防弾鋼板) 別の1942年5月の資料によれば、試製四十七粍砲の鋼板貫通厚について以下のようになっている。 試製徹甲弾であるタングステン鋼蚤形弾を使用した場合、以下の装甲板を貫通するとしている。 1,500mで45mm(第一種防弾鋼板)/23mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで56mm(第一種防弾鋼板)/31mm(第二種防弾鋼板) 500mで70mm(第一種防弾鋼板)/45mm(第二種防弾鋼板) 200mで79mm(第一種防弾鋼板)/55mm(第二種防弾鋼板) 0mで約85mm(第一種防弾鋼板)/約65mm(第二種防弾鋼板) となっている。 試製徹甲弾である弾丸鋼第一種丙製蚤形徹甲弾(一式徹甲弾に相当)を使用した場合、以下の装甲板を貫通するとしている。 1,500mで43mm(第一種防弾鋼板)/20mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで52mm(第一種防弾鋼板)/28mm(第二種防弾鋼板) 500mで65mm(第一種防弾鋼板)/39mm(第二種防弾鋼板) 200mで72mm(第一種防弾鋼板)/48mm(第二種防弾鋼板) 弾丸鋼第一種丙製蚤形徹甲弾の不貫鋼板厚は以下のようになっている。 1,000mで62mm(第一種防弾鋼板)/37mm(第二種防弾鋼板) 500mで76mm(第一種防弾鋼板)/52mm(第二種防弾鋼板) 200mで85mm(第一種防弾鋼板)/62mm(第二種防弾鋼板) 1942年4月3日に行われた鹵獲したM3軽戦車に対する射撃試験では、射距離800mにおいて正面装甲を9発中6発貫通、同1,000mにおいて6発中3発貫通している。 1945年7月のアメリカ軍の情報報告書においては、一式四十七粍戦車砲によりM4A3 シャーマンの装甲を射距離500ヤード(約457.2m)以上から貫通することが可能(貫通可能な装甲箇所は記述されておらず不明)と記述され、実戦では一式四十七粍戦車砲による約30度の角度からの射撃(射距離150-200ヤード:約137.1-182.8m)によりM4の装甲は6発中5発が貫通(命中箇所不明)したとの報告の記述がある。また、同報告書には、最近の戦闘報告から47mm砲弾の品質が以前より改善されたことを示している、との記述がある。 1945年8月のアメリカ旧陸軍省の情報資料によれば、鹵獲した一式四十七粍戦車砲の射撃試験において、射距離500ヤード(約457.2m)において3.25インチ(約82mm)の垂直装甲を貫通した事例が記載されている。貫通威力が近似すると思われる(弾薬筒が共用であり、初速の差が約20m/秒程度)一式機動四十七粍砲の装甲貫通値については以下のように記載されている。 一式機動四十七粍速射砲の装甲貫通値(一式徹甲弾)射距離垂直した装甲板に対する貫通値垂直から30度傾斜した装甲板に対する貫通値250ヤード(約228.6m) 3.0インチ(約76mm) 2.25インチ(約57mm) 500ヤード(約457.2m) 2.75インチ(約70mm) 2.0インチ(約51mm) 1,000ヤード(約914.4m) 2.0インチ(約51mm) 1.4インチ(約36mm) 1,500ヤード(約1371.6m) 1.6インチ(約41mm) 1.2インチ(約30mm) また、1945年3月のアメリカ陸軍武器科の情報資料によれば、一式四十七粍戦車砲は射距離500ヤード(約457.2m)において、垂直した圧延装甲2.7インチ(約69mm)を貫通、垂直から30度傾斜した圧延装甲2.2インチ(約56mm)を貫通と記載されており、一式機動四十七粍砲は、射距離1,050ヤード(約960.1m)において、垂直した圧延装甲2.5インチ(約63.5mm)を貫通すると記載されている。 1945年12月のアメリカ陸軍第6軍の情報資料によれば、一式機動四十七粍砲は至近距離の射撃試験において、装甲に対して垂直に命中した場合、4.5インチ(約114.3mm)を貫通した事例があったとしている(射撃対象の装甲板の種類や徹甲弾の弾種は記載されず不明)。 陸上自衛隊幹部学校戦史教官室の所蔵資料である近衛第三師団の調整資料「現有対戦車兵器資材効力概見表」によると、四七TA(47mm速射砲)の徹甲弾は、射距離500m/貫通鋼板厚75mmとなっており(射撃対象の防弾鋼板の種類や徹甲弾の弾種は記載されず不明)、M4中戦車の車体側面:射距離1,500m、砲塔側面:射距離800m、車体前面:射距離400mで貫通、となっている。 また、1944-1945年調製と思われる陸軍大学校研究部の資料によると、「1式47粍速射砲」(原文そのまま)は、1種:射距離300m/貫通威力84mm、1種:射距離400m/貫通威力81mm、1種:射距離500m/貫通威力78mm、2種:射距離300m/貫通威力57mm、2種:射距離400m/貫通威力54mm、2種:射距離500m/貫通威力51mm、となっている。 なお、100mにおいて55mm、1,000mにおいて30-35mmという説もある。 一式四十七粍砲用のW-Cr鋼(タングステンクロム鋼)製の徹甲弾は「特甲」と呼称され、大戦後半に少数製造された。なお、ニッケルクロム鋼製の弾丸を「特乙」と呼んだが、こちらは実際に製造されたかどうか不明である。 なお、一式徹甲弾より新型である四式徹甲弾は、終戦時に完成品が約5,000発、半途品が約30,000発存在していた。
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装甲貫徹能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 21:35 UTC 版)
1942年5月の資料によれば、本砲と貫通威力が近似すると思われる(弾薬筒が共用であり砲口初速の差が約15m/秒程度)一式三十七粍砲(試作時の名称は試製三十七粍砲)は、試製徹甲弾である弾丸鋼第一種丙製蛋形徹甲弾(一式徹甲弾に相当)を使用した場合、以下の装甲板を貫通するとしている。 200mで55mm(第一種防弾鋼板)/32mm(第二種防弾鋼板) 500mで46mm(第一種防弾鋼板)/27mm(第二種防弾鋼板) 1,000mで34mm(第一種防弾鋼板)/21mm(第二種防弾鋼板) 1,500mで26mm(第一種防弾鋼板)/16mm(第二種防弾鋼板)
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装甲貫徹能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/10 00:40 UTC 版)
本砲と弾薬筒を共用する四一式山砲の場合、徹甲弾の鋼板貫通限界厚は射距離100mで50mm、射距離500mで46mm、射距離1000mで43mmであった。本砲は四一式山砲に対して初速が速く(榴弾同士で比較した場合、四一式山砲約352m/sに対して本砲約453m/s)、徹甲弾の貫通威力もやや大きいと思われる。 本砲と弾薬が共用である四一式山砲用の二式穿甲榴弾(タ弾)は、装甲75~100mmを貫通可能であり、終戦時に完成品及び半途品を含めて合計55000発以上存在していた。二式砲戦車でタ弾の射撃試験は行われたものの、戦車部隊への装備は間に合わなかったとも言われている。 二式穿甲榴弾と思われる成形炸薬弾は連合軍に鹵獲されており、1944年4月に実施された射撃試験によればマチルダII歩兵戦車の車体正面(装甲厚75mm)を貫通している(詳細は四一式山砲のページを参照されたし)。
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装甲貫徹能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/15 01:35 UTC 版)
本車が搭載する九一式十糎榴弾砲の装甲貫徹能力であるが、徹甲弾の場合、鋼板貫通限界厚は射距離1,500m/63mm、1,000m/70mm、500m/76mm、100m/83mmであった。また、1945年(昭和20年)8月のアメリカ旧陸軍省の情報資料によれば、鹵獲した九一式十糎榴弾砲の装甲貫徹能力の数値は一式徹甲弾を使用し、弾着角90度で命中した場合は射距離750yd(約685.8m)/2.7in(約69mm)、500yd(約457.2m)/2.8in(約71mm)、250yd(約228.6m)/2.95in(約75mm)となっている。 三式穿甲榴弾(タ弾)の場合は射距離1,000m/120mm、500m/80mmの装甲を貫通した。
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装甲貫徹能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:11 UTC 版)
三式七糎半戦車砲の装甲貫徹能力の数値は、射撃対象の装甲板や実施した年代など試験条件により異なるが、通常の一式徹甲弾を使用した場合は射距離1,000m/約70mm、500m/約80mm、タングステン・クロム鋼弾の「特甲」を使用した場合は1,000m/約85mm、500m/約100mmであった。一式徹甲弾は希少金属の配給上の問題により、クロム1%・モリブデン0.2%・他少量のニッケルを含有した高炭素鋼を使用したアメリカ陸軍の徹甲弾と異なり、炭素0.5~0.75%を含む鋼を搾出して成形・蛋形へ加工後に熱処理で硬化して炸薬を充填した物を用いていた。 また、1945年(昭和20年)8月のアメリカ旧陸軍省の情報資料においては、鹵獲した九〇式野砲の装甲貫徹能力の数値は一式徹甲弾(徹甲榴弾相当)を使用し、衝撃角度90度で命中した場合は射距離1,500yd(約1371.6m)/2.4in(約61mm)、1,000yd(約914.4m)/2.8in(約71mm)、750yd(約685.8m)/3.0in(約76mm)、500yd(約457.2m)/3.3in(約84mm)、250yd(約228.6m)/2.4in(約89mm)となっている。
※この「装甲貫徹能力」の解説は、「三式砲戦車」の解説の一部です。
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装甲貫徹能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 09:41 UTC 版)
装甲貫徹能力の数値は射撃対象の装甲板や実施した年代など試験条件により異なるが、通常の一式徹甲弾(徹甲榴弾相当)を使用した場合は射距離1,000m/約70mm、500m/約80mm、タングステン・クロム鋼弾の「特甲」を使用した場合は1,000m/約85mm、500m/約100mmであった。一式徹甲弾は希少金属の配給上の問題により、クロム1%・モリブデン0.2%・他少量のニッケルを含有した高炭素鋼を使用したアメリカ陸軍の徹甲弾と異なり、炭素0.5~0.75%を含む鋼を搾出して成形・蛋形へ加工後に熱処理で硬化して炸薬を充填した物を用いていた。 また、1945年(昭和20年)8月のアメリカ旧陸軍省の情報資料においては、鹵獲した九〇式野砲の装甲貫徹能力の数値は一式徹甲弾を使用し、衝撃角度90度で命中した場合は射距離1,500yd(約1371.6m)/2.4in(約61mm)、1,000yd(約914.4m)/2.8in(約71mm)、750yd(約685.8m)/3.0in(約76mm)、500yd(約457.2m)/3.3in(約84mm)、250yd(約228.6m)/2.4in(約89mm)となっている。。
※この「装甲貫徹能力」の解説は、「一式砲戦車」の解説の一部です。
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装甲貫徹能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 00:00 UTC 版)
九九式七糎半戦車砲のベースになった短砲身18.4口径の四一式山砲の場合、徹甲弾の鋼板貫通限界厚は射距離100m/50mm、500m/46mm、1,000m/43mmであった)。九九式七糎半戦車砲は四一式山砲の弾薬と共用であるが、長砲身23.9口径であり初速が速いため、四一式山砲の鋼板貫通限界厚の数値よりも徹甲弾の貫通威力はやや大きいと思われる。 九九式七糎半戦車砲と弾薬が共用である四一式山砲用の二式穿甲榴弾(タ弾)は、装甲75~100mmを貫通可能であり、終戦時に完成品及び半途品を含めて合計55,000発以上存在していた。 二式穿甲榴弾と思われる成形炸薬弾は連合軍に鹵獲されており、1944年4月に実施された射撃試験によればマチルダII歩兵戦車の車体正面(装甲厚75mm)を貫通している(詳細は四一式山砲のページを参照されたし)。
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