使用弾とは? わかりやすく解説

使用弾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 09:19 UTC 版)

トカレフTT-33」の記事における「使用弾」の解説

薬莢は、ライフル弾同様にくびれたボトルネック形」で、生産性はやや悪い。開発当時ソ連国内ではドイツ製の大型自動拳銃モーゼルC96威力強さ買われ多数使用されており、TT-33はこれに用いられる7.62x25mm弾(.30モーゼル・ピストル弾)を7.62x25mm弾として流用した第二次世界大戦後、この銃弾使用する拳銃元祖であるモーゼルC96生産終了し、7.62x25mm規格拳銃弾もっぱらトカレフ向けとして「7.62mmトカレフ弾」と呼ばれる事が多くなったが、名称が変わっただけなので.30モーゼル・ピストル弾と7.62mmトカレフ弾兼用することができる。しかし、トカレフ弾の方が発射薬の量が多く銃身内での圧力が高いためモーゼル弾を使うように設計された銃でトカレフ弾装填して撃つことは推奨されず、最悪場合銃身破裂起こす。特に区別する場合モーゼル弾が7.63mm、トカレフ弾が7.62mmと表記される事があるが、口径表記揺れがある理由はっきりしていない。 7.62mm弾は弾頭余り重くないので、射程距離はより大口径の銃弾に劣る。しかし、口径の割に火薬装薬量が多いため、初速がごく高い。また、共産圏多く出回った7.62x25mm弾薬中には高価な鉛が占め割合を減らす目的鉄製の弾用い、その外側ライフリング保護用の鉛、更にその外側コート施したものがあり、この構造結果的に貫徹弾に似た効果発揮する事があった。1980年代以降中国製トカレフ日本国内出回り犯罪使われた際も、ほとんどがこの鉄製であり、「トカレフ貫通力が高い」というイメージ広まり治安当局防弾装備メーカー対策強化強いられた。 ある実験の結果として、7ヤード外から発射され9x19mm弾は1mm厚の鉄板を4ほど貫通できるが、トカレフ弾はそれらと同等鉄板を6貫通することができた。しかもそれは西側でごく一般的な鉛製弾弾薬使った結果であり、小口径高速弾ゆえに素の貫通力もかなり高いことを物語っている。

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使用弾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 05:22 UTC 版)

八八式七糎野戦高射砲」の記事における「使用弾」の解説

九〇式尖鋭弾 - 八九式瞬発信管野山加」を使用する遠距離射撃榴弾砲弾重量6.52kg。弾薬筒重量8.57kg。 九〇式榴弾 - 八八瞬発信管もしくは八八遅発信管使用する榴弾砲弾重量6.35kg。弾薬筒重量8.72kg。 九四式榴弾 - 八八瞬発信管もしくは八八遅発信管使用する榴弾砲弾重量6.02kg。弾薬筒重量7.74kg。九〇式榴弾比べ威力は劣るものの製造コスト射程射撃精度向上した九五式破甲榴弾 - 対戦車用徹甲榴弾(AP-HE)。砲弾重量6.2kg。貫徹力は65mm/1000m。 一式徹甲弾 - 九五式破甲榴弾より新型対戦車用徹甲榴弾(AP-HE)。 四式徹甲弾 - 一式徹甲弾より新型対戦車用徹甲弾(AP)。 九〇式高射尖鋭弾 - 八九式尖鋭高射信管使用する高射専用弾。弾薬筒重量8.96kg 九〇式照明弾 - 五年式複動信管「修」、「加」を使用する照明弾弾薬筒重量7.11kg。

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