炸薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 14:25 UTC 版)
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炸薬(さくやく、英:explosive エクスプローシヴ)は、爆弾などに詰めて、爆発(炸裂)させるのに用いるもの。火薬の一種。命中した時に爆発して破壊効果を発揮するための爆発物のことをいう[1]。主に日本海軍で用いられた用語。
地雷や砲弾、魚雷などに用いられる。これらの爆発の威力は炸薬がいかに速く燃焼するかにかかっており、性能を維持・向上させるために不可欠な要素となる反面、取り扱いや保管においても安全性を高めるため、火薬の中でも信管以外によるいかなる衝撃や加熱によっても爆発しない鈍感な性質のものが理想とされる[要出典]。
創作上では装薬(ガンパウダー)と炸薬(爆薬)の混同が時折見られる事があるが、 軍事において火薬は装薬(=発射薬)を指し、破壊用の火薬類は爆薬もしくは炸薬と呼ばれるため、これを発射薬とするのは基本的に間違いである[要出典]。
概要
日本の火薬取締法においては炸薬は爆薬として定義され、主に以下の分類される[2]。
- 雷汞、アジ化鉛、その他の起爆薬
- 硝安爆薬、塩素酸カリ爆薬、カーリツトその他硝酸塩、塩素酸塩又は過塩素酸塩を主とする爆薬
- ニトログリセリン、ニトログリコール及び爆発の用途に供せられるその他の硝酸エステル
- ダイナマイトその他の硝酸エステルを主とする爆薬
- 爆発の用途に供せられるトリニトロベンゼン、トリニトロトルエン、ピクリン酸、トリニトロクロルベンゼン、テトリル、トリニトロアニソール、ヘキサニトロジフエニルアミン、トリメチレントリニトロアミン、ニトロ基を三以上含むその他のニトロ化合物及びこれらを主とする爆薬
- 液体酸素爆薬その他の液体爆薬
- 上記の他に爆薬と同等に破壊的爆発の用途に供せられる爆薬で経済産業省令で定めるもの
砲弾・爆弾等に使われる炸薬の種類
発射薬(推進薬)
炸薬類
- 下瀬火薬(ピクリン酸):当時の日本軍の炸薬の主力であった[3]。
- TNT:第二次世界大戦では各国で多用された。
- RDX(ヘキソーゲン):第二次世界大戦で使われた可塑性の炸薬
- HBX爆薬
- PBX爆薬
- 可塑性爆薬
関連項目
出典
- ^ “爆発物と起爆装置(1)弾の種類と炸薬と装薬 - 軍事とIT(244)”. TECH+(テックプラス) (2018年5月12日). 2024年10月2日閲覧。
- ^ 火薬類取締法第二条
- ^ “火薬学の基礎”. 一般社団法人沖縄県磁気探査協会. 2024年10月2日閲覧。
炸薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 06:17 UTC 版)
弾殻の内部に炸薬が充填される。炸薬は威力の面からは爆轟時の爆速が速く反応生成ガス量の多い爆薬ほど適しており、大口径の砲弾では生産性の面からTNTが用いられることが多く、コンポジションBも用いられる。TNTの融点は80.1℃、発火点は475℃で、湯煎による流し込みが可能で安全に製造でき、価格も比較的低価である。
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