ヘキサニトロジフェニルアミン
ヘキサニトロジフェニルアミン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 14:47 UTC 版)
ヘキサニトロジフェニルアミン | |
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2,4,6-Trinitro-N-(2,4,6-trinitrophenyl)aniline
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別称
bis(2,4,6-Trinitrophenyl)amine
HNDA HNDPA Dipicrylamine Hexamine Hexil Hexyl Hexite Hexamin |
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChemSpider | |
ECHA InfoCard | 100.004.581 |
EC番号 |
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PubChem CID
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | C12H5N7O12 |
モル質量 | 439.21 g mol−1 |
外観 | 結晶性固体。黄色から橙色。通常製造品では黄褐色。 |
密度 | 1.64 g/cm3 (pressed) |
融点 | 243 ~ 245 °C (分解) |
水への溶解度 | アセトン、温めた氷酢酸、硝酸、水酸化カリウムを除くアルカリ水溶液に溶ける |
爆発性データ | |
爆速 | 6,900 m/s, 仮比重 1.58 7,150 m/s, 仮比重 1.67 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ヘキサニトロジフェニルアミン (hexanitrodiphenylamine) は、爆薬の一種である。ジフェニルアミンにニトロ基が6個ついた形をしている。
爆薬
1874年にドイツで合成され、1910年には爆薬として使用されていた。第二次世界大戦ではドイツと日本で魚雷用爆薬の成分として使用されていたが、戦後にその毒性の強さから使われなくなった。
危険性
皮膚を冒して火傷様の水泡を作るなど強い毒性を持ち、口、鼻、肺の粘膜にも有害である。
出典
ヘキサニトロジフェニルアミンと同じ種類の言葉
アミンに関連する言葉 | 2フェニルエチルアミン システアミン ヘキサニトロジフェニルアミン 16ヘキサンジアミン ジイソプロピルエチルアミン |
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