一式機動四十七粍速射砲とは? わかりやすく解説

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一式機動四十七粍速射砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 18:32 UTC 版)

一式機動四十七粍砲(いっしききどうよんじゅうななみりほう)は、1940年(昭和15年)前後に大日本帝国陸軍が開発・採用した対戦車砲である。九四式三十七粍砲の後継対戦車砲として、太平洋戦争中後期に使用された。


  1. ^ 邦訳ではマクシム・コロミーエツ著「ノモンハン戦車戦」などでうかがい知ることができる
  2. ^ それまでの火砲は主に軍馬が牽引(輓馬)していた(重榴弾砲加農といった重砲は除く。重砲は比較的早くから機械化されていた)。
  3. ^ 「陸戦兵器要目表」館山海軍砲術学校研究所、66頁。なお「試製一式四十七粍砲研究報告」によれば、一式機動四十七粍砲の後座長は475~500mmである。
  4. ^ 久山忍 2018, p. 122
  5. ^ 白井明雄『日本陸軍「戦訓」の研究』芙蓉書房出版、91頁。
  6. ^ 小谷秀二郎 1978, p. 111
  7. ^ 佐藤和正 2004, p. 237
  8. ^ 小谷秀二郎 1978, p. 112
  9. ^ Marines in the Seizure of Iwo Jima”. U.S. Marine Corps. 2021年11月25日閲覧。
  10. ^ 証言 硫黄島の戦い
  11. ^ Coox & Naisawald 1954, Table 1.
  12. ^ 米国陸軍省(1997年)、420頁。
  13. ^ Alexander (1996) , p. 34.
  14. ^ History of the US Marine Corps in WWII Vol V - Victory , p. 353.
  15. ^ 沖縄に通い続け慰霊、収骨続ける/元砲撃隊長の石原さん(東京在住)”. 2002年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月17日閲覧。
  16. ^ 同条件で第二種に対しては侵徹長が伸びていることや同時期の別資料(下記)では同一距離で72mm貫通となっており元資料の誤記の可能性もある
  17. ^ 「試製一式機動四十七粍砲研究報告」による
  18. ^ a b 「第1回陸軍技術研究会、兵器分科講演記録(第1巻)」24頁。
  19. ^ 「第1回陸軍技術研究会、兵器分科講演記録(第1巻)」 附図第七の貫通曲線図より。
  20. ^ 「第1回陸軍技術研究会、兵器分科講演記録(第1巻)」22頁。
  21. ^ "Japanese Tank and AntiTank Warfare"の記載諸元より
  22. ^ "Japanese Tank and AntiTank Warfare" http://usacac.army.mil/cac2/cgsc/carl/wwIIspec/number34.pdf
  23. ^ 「"The Most Effective Jap Tank" from Intelligence Bulletin, July 1945」 http://www.lonesentry.com/articles/jp_type97_tank/index.html
  24. ^ Catalog Of Enemy Ordnance Materiel - U.S. Army Office Chief of Ordnance, 1 March, 1945 https://archive.org/details/CatalogOfEnemyOrdnanceMateriel/page/n0/?view=theater
  25. ^ 『Enemy on Luzon: An Intelligence Summary』 p194, U.S. Sixth Army, 1 December 1945 - Part1: http://cgsc.cdmhost.com/utils/getdownloaditem/collection/p4013coll8/id/3185/filename/3199.pdf/mapsto/pdf Part2: http://cgsc.cdmhost.com/utils/getdownloaditem/collection/p4013coll8/id/3186/filename/3200.pdf/mapsto/pdf - U.S. Army Command and General Staff College (CGSC), Combined Arms Research Library (CARL) Digital Library.
  26. ^ 白井明雄 『日本陸軍「戦訓」の研究』 94頁、107頁
  27. ^ 陸戦学会 「近代戦争史概説 資料集」 p93。 徹甲弾の弾種は記載されず不明。射撃対象の防弾鋼板は、陸軍の他の対戦車火砲の試験資料の表記に従えば、「1種」は第一種防弾鋼板、「2種」は第二種防弾鋼板のことを指すと思われる。また、「近代戦争史概説 資料集」 p92の別資料の記述から、「1種」は弾頭に被帽のある試製APCであり、「2種」は通常弾頭のAPであるとして、「1種・2種」は徹甲弾の弾種を指す、とする推測もある。
  28. ^ 一式機動四十七粍砲もしくは一式四十七粍戦車砲のどちらの射撃によるものなのかは画像の出典には記載されず不明
  29. ^ 「第1回陸軍技術研究会、兵器分科講演記録(第1巻)」21頁。
  30. ^ 「グランドパワー2010年12月号」第33巻第12号、ガリレオ出版、30頁
  31. ^ 「第1回陸軍技術研究会、兵器分科講演記録(第1巻)」23頁では、弾丸径の1/2以上の厚板に対しては着速(着弾速度)換算で約1割劣ると見積もられている。
  32. ^ 「第1回陸軍技術研究会、兵器分科講演記録(第1巻)」23頁では押収されたラ式37mm対戦車砲の1937年製の弾丸と概ね同等とされており、同資料においては「タングステン」弾を他国の同種の弾丸と同等のものとして各種の計算を行っている。
  33. ^ a b 佐山二郎「日本陸軍の火砲 歩兵砲 対戦車砲 他」169頁。
  34. ^ 佐山二郎「日本陸軍の火砲 歩兵砲 対戦車砲 他」169頁。ニッケルクローム鋼製の弾丸を特乙と呼称する旨は記載されているが、特甲が製造配備されたと述べられているのに対して、特乙について製造されたかどうかの言及はない。


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