大砲
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大砲(たいほう)は、火薬の燃焼力を用いて砲弾を高速で発射し、砲弾の運動量または砲弾自体の化学的な爆発によって、敵および構造物を破壊・殺傷する兵器の総称。
注釈
- ^ 城郭や軍船などの構造物を破壊する目的で登場したが、近世江戸期になると砲術家が技能を誇示するために用いた[3]。
- ^ 『大友興廃記』天正4年(1576年)の記述として、南蛮から石火矢を得て悦び、「国崩し」と名付けたと記述があり、天正14年(1586年)の薩摩との戦いにおいて使用され、大きな威力を発揮したとされる[7]。
- ^ 砲全般の分類や用語そのものが曖昧で、厳密な分類は非常に困難。同じ用語でも国や時代によって語義やその範囲が異なることもある。また、日本語には紛らわしい和訳や造語が多いので注意を要する。例として、英語の"cannon(キャノン)"は全ての火砲を包括する名詞だが、大日本帝国陸軍において「加農(カノン砲)」とは長砲身砲を指す(帝国陸軍はドイツ式に範をとったため、ドイツ語の"kanone"に由来)。また、「榴弾」は弾種を指す用語でほぼ全ての火砲(砲種)で使用する砲弾だが、「榴弾砲」として砲自体の名称に用いられる。
- ^ ただし、製作したものは今日の分類においては迫撃砲に当たる。
出典
- ^ マクニール 2002, p. 114.
- ^ マクニール 2002, p. 117.
- ^ 『テーマ展 武装 -大阪城天守閣収蔵武具展-』 大阪城天守閣特別事業委員会 2007年 p.76
- ^ マクニール 2002, p. 120.
- ^ マクニール 2002, p. 121.
- ^ 荘司武夫『火砲の発達』愛之事業社、1943年、214-215頁。doi:10.11501/1707339 。
- ^ 菊池, 俊彦『図譜 江戸時代の技術 下』恒和出版、1988年、544頁。ISBN 4-87536-060-6。
- ^ 『歴史を動かした兵器・武器の凄い話』河出書房新社〈KAWADE夢文庫〉、2013年、133頁。ISBN 978-4-309-49884-3。
- ^ a b 貝塚 1970, p. 50.
- ^ 貝塚 1970, p. 49.
- ^ 貝塚 1970, p. 51.
- ^ a b 貝塚 1970, p. 52.
- ^ ダイアプレス 2009, p. 72.
- ^ 荒木 2012, p. 79.
- ^ ダイアプレス 2009, p. 73.
- ^ 「ワイド特集『文春砲』って何だ?」『週刊文春』2016年12月1日号
- ^ 有井太郎 (2016年3月11日). “『週刊文春』編集長が明かした、列島を揺るがす「文春砲」の神髄”. 週刊ダイヤモンド (ダイヤモンド社) 2016年6月28日閲覧。
- ^ “田代砲 - アンサイクロペディア”. 2023年10月25日閲覧。
火砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 04:56 UTC 版)
81mm迫撃砲 L16 B-10無反動砲 - 鹵獲品が使用された。 QF 25ポンド砲 オート・メラーラMod56 105mm榴弾砲
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火砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 22:59 UTC 版)
火砲と呼ばれる大砲などの砲腔兵器は、2010年現在でもほとんどが無誘導の砲弾を使用しており、これらの有効射程は弾幕散布密度、砲弾種と発射薬の使用量、砲弾の飛翔距離、飛翔時間とコリオリの力、炸薬の危害半径、砲身のバレルの磨耗の度合い、砲身の温度、砲身の歪み、砲座の地盤の硬さ、天候、砲弾の飛翔高度に応じた風向風速、気温湿度、地図の図法と測量の精度、友軍からの情報伝達の速度と予測精度、標的の硬軟、標的の大小、密集度、移動速度、射線の修正速度、砲弾の装填速度などによって左右される。また、弾着観測所の配置状況によっても有効射程は変化する。 徹甲弾:AP弾 上記の要素に加えて侵徹長が重要な要素となる。弾着点の材質によって侵徹長は異なる 榴弾:HE弾 上記の要素に加えて榴弾の威力圏が重要な要素となる。目標の種別によって威力圏は異なる
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火砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:11 UTC 版)
K2に搭載される火器は、韓国のヒュンダイWIA社が生産したCN08 55口径120mm滑腔砲1門。開発初期にはラインメタルRh120-L55の実験データを参考にしたが、主砲はヒュンダイWIAとADD (国防科学研究所)が独自開発した。、7.62mm同軸機銃1門、砲塔上には車長が操作するK-6 12.7mm機銃1門が装備されている。 主砲への砲弾装填は自動化されており、砲塔後部の仕切られた区画に諸外国の自動装填装置を参考に開発されたベルト式の自動装填装置がある。そのため装填手は搭乗しない。主砲弾は自動装填装置内の弾倉に16発、残り24発が車内の計40発を、砲塔上の12.7mm重機関銃の弾薬は計3,200発、また主砲同軸7.62mm機関銃の弾薬は計12,000発搭載しているという。 砲塔は電気モーターで稼働する。 また、ドイツディール社との共同で主砲発射型の誘導砲弾を開発中であり、戦車の上部面及び隠掩蔽された目標に対しトップアタックにより撃破することが可能となるとされている。
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火砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:32 UTC 版)
初期の火砲は木材・鉄材を箍を使って円筒形に組み立てた惰弱な構造であり、射程は100メートル程度で命数も数発であった。15世紀になると青銅を用いた火砲が開発され、砲弾も石材でなく鉄材が用いられるようになった。産業革命以後は工作技術の向上で鉄製砲の開発、また小銃と同様に腔線を付加し、弾帯によってガス漏れ防止が行われ、射程と安全性を発展させた。
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火砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 05:04 UTC 版)
重砲としてはソルタムM71 155mm榴弾砲 7門とM114 155mm榴弾砲 8門を保有する。軽砲としてはM101 105mm榴弾砲 150門、M102 105mm榴弾砲 24門、山砲としてオート・メラーラMod56 105mm榴弾砲 120門を保有する。また重迫撃砲として、M30 107mm迫撃砲 70門を保有する。
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火砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 09:50 UTC 版)
ルクレールに搭載される火砲は、主砲にF1と呼ばれる52口径比長120mm滑腔砲1門、H2HB 12.7mm同軸機銃1門、砲塔上のANF1 7.62mm対空機銃1門となる。アラブ首長国連邦陸軍用のトロピック・ルクレールでは、この機銃が車長の操作するFN MAG 7.62mmリモコン機銃1門となる。この52口径砲は、西側戦車で最も普及しているラインメタルの120mm44口径砲に比し砲身が長く、その分砲弾に与えられるエネルギーは大きい。ただし、現在ではこれよりも長いラインメタルの120mm55口径砲が一部戦車に採用されている。 主砲弾は、OFL120F1と呼ばれるタングステン弾芯のAPFSDS、OECC120F1と呼ばれる多目的対戦車榴弾、OE120F1と呼ばれる榴弾など。砲塔後部の仕切られた区画にベルト式の自動装填装置を持ち、砲手が装填スイッチを押すと指定された砲弾を装置が選別し、主砲に装填する。装置への給弾は砲塔後部の給弾用扉を開けて行う。給弾時に装置のどの部分にどの砲弾を給弾したかは端末で入力、制御用のコンピュータに記録し、装填時の砲弾選別に利用される。主砲弾は自動装填装置内のベルト式弾倉に即用弾22発、操縦手席右側にあるドラム式弾薬架に予備弾18発が納められており、計40発を搭載している。主砲同軸12.7mm重機関銃の弾薬は計950発を搭載する。 レーザー測距儀や暗視装置を使って正確な射撃ができるようになっており、砲が安定化されているため行進間射撃時の命中精度も高い。車長は通常、車長用視察装置を使った索敵と次目標の指定などを行うが、砲手に優先して直接射撃操作を行うことも可能。そのため、視察装置を動かすコントローラーは砲手と共通のデザインで、直接射撃する時の砲操作の方法も共通である。時速40kmで動きながらの距離3,000mの動目標に対しての行進間射撃において初弾命中率95%の精度であった。また、一分以内に6目標を同時に追尾し攻撃することが可能である。そのため、M1A1 エイブラムスを越える攻撃能力を持つと言われ、世界最高水準の性能を実現している。 12.7mm同軸機銃 ANF1 7.62mm対空機銃
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