砲とは? わかりやすく解説

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ほう【砲】

読み方:ほう

常用漢字] [音]ホウハウ)(漢)

弾丸はじき出す仕掛け武器。つつ。おおづつ。「砲火砲丸砲撃砲術砲弾火砲艦砲空砲号砲山砲主砲銃砲祝砲大砲弔砲鉄砲礼砲


ほう〔ハウ〕【砲】

読み方:ほう

大砲大筒(おおづつ)。火砲。「五門の—が火を噴く

野球で、強打者また、本塁打のこと。「アベック—」


大砲

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 00:54 UTC 版)

大砲(たいほう)は、火薬の燃焼力を用いて砲弾を高速で発射し、砲弾の運動量または砲弾自体の化学的な爆発によって、敵および構造物を破壊・殺傷する兵器の総称。火砲かほうほうとも称す。


注釈

  1. ^ 城郭や軍船などの構造物を破壊する目的で登場したが、近世江戸期になると砲術家が技能を誇示するために用いた[3]
  2. ^ 大友興廃記』天正4年(1576年)の記述として、南蛮から石火矢を得て悦び、「国崩し」と名付けたと記述があり、天正14年(1586年)の薩摩との戦いにおいて使用され、大きな威力を発揮したとされる[7]
  3. ^ 砲全般の分類や用語そのものが曖昧で、厳密な分類は非常に困難。同じ用語でも国や時代によって語義やその範囲が異なることもある。また、日本語には紛らわしい和訳や造語が多いので注意を要する。例として、英語の"cannon(キャノン)"は全ての火砲を包括する名詞だが、大日本帝国陸軍において「加農(カノン砲)」とは長砲身砲を指す(帝国陸軍はドイツ式に範をとったため、ドイツ語の"kanone"に由来)。また、「榴弾」は弾種を指す用語でほぼ全ての火砲(砲種)で使用する砲弾だが、「榴弾砲」として砲自体の名称に用いられる。
  4. ^ ただし、製作したものは今日の分類においては迫撃砲に当たる。

出典

  1. ^ マクニール 2002, p. 114.
  2. ^ マクニール 2002, p. 117.
  3. ^ 『テーマ展 武装 -大阪城天守閣収蔵武具展-』 大阪城天守閣特別事業委員会 2007年 p.76
  4. ^ マクニール 2002, p. 120.
  5. ^ マクニール 2002, p. 121.
  6. ^ 荘司武夫『火砲の発達』愛之事業社、1943年、214-215頁。doi:10.11501/1707339https://dl.ndl.go.jp/pid/1707339/1/123 
  7. ^ 菊池, 俊彦『図譜 江戸時代の技術 下』恒和出版、1988年、544頁。ISBN 4-87536-060-6 
  8. ^ 『歴史を動かした兵器・武器の凄い話』河出書房新社〈KAWADE夢文庫〉、2013年、133頁。ISBN 978-4-309-49884-3 
  9. ^ a b 貝塚 1970, p. 50.
  10. ^ 貝塚 1970, p. 49.
  11. ^ 貝塚 1970, p. 51.
  12. ^ a b 貝塚 1970, p. 52.
  13. ^ ダイアプレス 2009, p. 72.
  14. ^ 荒木 2012, p. 79.
  15. ^ ダイアプレス 2009, p. 73.
  16. ^ 「ワイド特集『文春砲』って何だ?」『週刊文春』2016年12月1日号
  17. ^ 有井太郎 (2016年3月11日). “『週刊文春』編集長が明かした、列島を揺るがす「文春砲」の神髄”. 週刊ダイヤモンド (ダイヤモンド社). http://diamond.jp/articles/-/87743 2016年6月28日閲覧。 
  18. ^ 田代砲 - アンサイクロペディア”. 2023年10月25日閲覧。



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 04:00 UTC 版)

七国象棋」の記事における「砲」の解説

縦横に何路でも進めるが、敵の駒を取るときは他の駒を一つ飛び越えなければならないシャンチーの包と同じ。 ┼ ┃ ┼ ━ ▲ ━ ┼ ┃ ┼

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砲(D0)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 15:52 UTC 版)

パワーローダー (パワードール)」の記事における「砲(D0)」の解説

PLD主力火器として用いられる装備。特にX-3開発初期から使用されているMC105mm砲は低反動、高命中精度から、ジアス動乱時に威力の高いMC120mm砲が登場して以降愛用されている。主に使用される砲弾は、対車両用APFSDSである徹甲弾と、対歩兵軽装甲PLD用の古典的な榴弾である榴散弾2種である。なお、HESHHEAT等の近代的な榴弾は、対戦車用途では戦車装甲発達のために有効打とならず、対PLD用途では直撃望めないため廃れている。サイフェルト戦争時には手持ち用の「ハンドキャノン」が登場しているが、両手で持つ巨大なものとなっているうえに、命中精度難がある

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:24 UTC 版)

ズムウォルト級ミサイル駆逐艦」の記事における「砲」の解説

詳細は「AGS 155mm砲」を参照 主砲としては、単装の155mm先進砲システムAGS)が2基搭載される。SC-21計画時任要求以来、本級では海上火力支援(NSFS)任務への対応が要求されてきたが、本砲はその目玉となる装備といえる。非誘導弾道型長射程砲弾(ASuWP)使用時最大射程41〜44km、GPS/INS誘導ロケット補助推進導入した長距離対地攻撃砲弾(LRLAP)使用時最大射程137km以上(平均誤差半径20〜50m)を発揮できるとされており、搭載弾数は砲1基あたり304発である。しかし、2016年11月米海軍はLRLAP調達キャンセルすることを決定した発表したまた上記の通り将来的には電磁レールガンEMRG)への換装視野にいれているとされているが、こちらはまだ構想段階である。2006年10月段階でのレールガン開発計画では2016年海上試験行い実用砲の完成は2020-2025年とされていた。 またこれを補完し近距離の対水上対空射撃を行うため、Mk.110 70口径57mm単装速射砲も2基搭載され予定であった。これはスウェーデンボフォースMk.3をユナイテッド・ディフェンス社が国産化したもので、CIWSとしての性格もあることもあって近接砲システムClose in gun systemCIGS)と呼称される。沿海域戦闘艦LCS)及びアメリカ沿岸警備隊のカッターでも採用決定しているが、これらでは従来通りの低体積砲塔採用されていたのに対し、本級搭載ステルス砲塔では、射撃しないときには砲身俯角をかけて砲塔内に格納するという思い切った手法によりステルス性確保している。しかし2014年には対舟艇用の30mm機関砲変更されCIWS搭載されないことになった

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砲(おおづつ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:42 UTC 版)

潮が舞い子が舞い」の記事における「砲(おおづつ)」の解説

1年生男子長身で、口元と頬にホクロがある。可愛いものが好き。円・槌江とよく一緒にいる。第一中学出身

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 21:05 UTC 版)

中世後期のスコットランド」の記事における「砲」の解説

ステュワートの王たちは、砲団を形成することにおいてフランスイングランド追随しようとした1436年ジェイムズ1世による不首尾に終わったロクスバラ攻囲は、スコット人が砲を本格的に用いた初めての戦いであったかしれないジェイムズ2世は王付き砲手持ち大陸から砲の贈り物受け取った。その中にはブルゴーニュ公フィリップ善良公のために作られ2つ巨大な射石砲があり、そのうち1つであるモンス・メグはいまだ健在である。これらはおそらく大陸ではすでに時代遅れになっていたが、それらの砲がスコットランド到着した時には軍事的な技術印象付けたジェイムズ2世の砲に対す情熱自身の命を犠牲とし、ジェイムズ3世もまた砲に関する不運経験した1481年オーストリア大公ジークムントから贈られた砲が、スコットランド運ばれる途中で嵐により沈んだのであるジェイムズ4世フランスとドイツオランダから専門家招聘し、1511年鋳造所設立したエディンバラ城には砲の建物があり、そこで訪問者恐るべき軌跡を描く大砲発射を見ることができた。これにより、ジェイムズ4世フランスアイルランドへと送ることができ、フロドゥンの戦い前にはノラム城(Norham Castle)を素早く制圧することができた。しかし、18の重い砲は400頭の牛によって引かれなければならず、軍の進軍遅くなってしまい、フロドゥンの戦いで長い射程小口径のイングランドの砲に対して無能であることを証明することになった

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 09:20 UTC 版)

口径」の記事における「砲」の解説

においては、銃と同様に砲身内径bore diameter)、すなわち発射される砲弾直径を示す言葉として用いられる口径と、砲身長さを示す単位短縮形である口径二つの意味用いられている。砲身長さ口径長という語で表すのが正式だが、一般的にこちらで呼ばれる大砲砲身長を示す単位として、その砲の口径用いられている。すなわち砲身長の実測値口径の値で割ったものを口径長と称し砲身長さを示す値として用いる。例え70口径(長)の75ミリメートル砲とは、口径75ミリで、砲身長が75mm×70口径=5,250mm(5.25メートル)であることを表す。一般論では、同一口径の砲でも口径長が大きい砲のほうが砲身内を砲弾通過する時間長くなり、より長い間発射体加速できる。そのため、その砲の撃つ弾の初速上がり徹甲弾貫通力増し榴弾でも射距離伸ばすことができる。しかしデメリットとして砲全体重く大きくなるほか、砲身そのもの製造コスト上がり使用時砲身のたわみを考慮に入れる必要がある

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:46 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. ホウ火器の中で弾丸発射して相手殺傷破壊する大型武器総称

発音(?)

ほ↘ー

熟語


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