火砲搭載車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/23 03:52 UTC 版)
「国鉄チキ1500形貨車」の記事における「火砲搭載車」の解説
昭和20年2月ごろから終戦時にかけて軍の命令によって火砲搭載車の製作があった。使用目的等については軍事機密に属することで詳細に知ることはできなかったが、敵前上陸に備え沿岸警備のため製作されたものだとかいわれていた。構造はチキ1500形を使用し、床面中央部に鋼板を張り、その上に野砲の架台をボルトにより固定するもので、さらに両側面を広くするため側梁にあおり戸式の床面を新設した。なお車両を固定するため、側梁に側梁とレールを緊締する金具を取り付け、車両の移動を防ぐ構造となっていた。完成後、房総半島において試射があった。
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