二十八糎砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 00:04 UTC 版)
二十八糎榴弾砲(にじゅうはちせんちりゅうだんほう)は、1880年代に大日本帝国陸軍が開発・採用した榴弾砲。対艦用の海岸砲として日本内地の海岸砲台に配備された。旧称は二十八珊米榴弾砲(にじゅうはちさんちめーとるりゅうだんほう)および二十八珊榴弾砲(にじゅうはちさんちりゅうだんほう)[注 1]。
注釈
- ^ 1924年(大正13年)の度量衡法施行令改正まではフランス語読みの「サンチ」を使用し、漢字表記も「珊」を用いていた。
- ^ 形状から同口径で前装式の鎮東型砲艦・主砲のものである可能性がある。
- ^ 東京湾要塞箱崎砲台の8門・米ヶ浜砲台の6門、芸予要塞の大久野島中部砲台の2門・来島中部砲台の2門、合計18門
- ^ 鎮海湾に12門、対馬大口湾に6門
- ^ 同砲を旅順要塞に使用すべきという意見は、第三軍編成以前の5月10日に技術審査部が砲兵課長に具申し陸軍大臣以下これを認め、参謀本部に申し入れていた。しかし参謀本部は中小口径砲の砲撃に次ぐ強襲をもってすれば要塞を陥落させることができると、これを取り入れなかったという経緯がある。
出典
- 1 二十八糎砲とは
- 2 二十八糎砲の概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
固有名詞の分類
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