28センチ榴弾砲の投入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:00 UTC 版)
「旅順攻囲戦」の記事における「28センチ榴弾砲の投入」の解説
第一回総攻撃が失敗に終わった後、東京湾要塞および芸予要塞に配備されていた旧式の対艦攻撃用だった二八センチ榴弾砲(当時は二十八糎砲と呼ばれた)が戦線に投入されることになった。通常はコンクリートで砲架(砲の台座のこと)を固定しているため戦地に設置するのは困難とされていたが、これら懸念は工兵の努力によって克服された。 二八センチ榴弾砲は10月1日、旧市街地と港湾部に対して砲撃を開始。20日に占領した南山坡山を観測点として湾内の艦船にも命中弾を与え損害をもたらした。しかし艦隊自身は黄海海戦ですでに戦力を喪失しており、この砲撃も劇的な戦果をもたらしたわけではなかったが、要塞攻撃にも効果ありと判断し砲を増やしていき最終的に18門が投入された。
※この「28センチ榴弾砲の投入」の解説は、「旅順攻囲戦」の解説の一部です。
「28センチ榴弾砲の投入」を含む「旅順攻囲戦」の記事については、「旅順攻囲戦」の概要を参照ください。
- 28センチ榴弾砲の投入のページへのリンク