旅順口区
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旅順口区(りょじゅんこうく、リューシュンコウく)は、中華人民共和国遼寧省大連市に位置する市轄区。遼東半島の最西部(突端部)にあり、天然の良港として知られ、旅順軍港を有する軍港都市として栄えた。区人民政府の所在地は新城大街1号にある。大連市内からは45kmの距離で、国家級風景名勝区[1]、国家級自然保護区に指定されている。陸地面積506.8平方km、海岸線の長さは169.7km。沿海では真珠の養殖が盛んである。
- 1 旅順口区とは
- 2 旅順口区の概要
旅順口区
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龍王塘桜花園、横山寺 大連市街区から旅順ダウンタウンへ行く旅順南路の中間点にある龍王塘は、戦前の「旅大八景」(星ヶ浦=現在の星海公園、黒石礁、凌水寺、小平島、蔡大嶺、龍王塘、玉ノ浦=現在の塔河湾、白銀山)の一つ。日本時代に建設されたダムがあり、ダムサイトの下の公園で毎年4月20日ごろ桜が咲き、花見客が集まる。龍王塘から北の山に入った所に、水上人間の経営者が最近建てた「北方の普陀山」横山寺がある。 塔河湾海水浴場 旅順南路で龍王塘を過ぎて、水師営へ行く郭水公路が右へ分かれるあたりに、最近開発された塔河湾(ターフーワン)海水浴場があり、向かいには道教の廟、近くにゴルフ場もできている。 203高地、水師営の会見所 日露戦争(1904〜05)の激戦地、旅順港争奪戦の停戦条約が結ばれたところ。両地とも外国人観光客も自由に訪れている。水師営は村の名前で、清・北洋艦隊(別名、北洋水師)の隊員の陸上営倉地の意味。 白玉山、旅順博物館、東鶏冠山、日露監獄、黄金山風景区 白玉山は旅順軍港を眼下に見下ろす高台で、白玉塔(日露戦争勝利記念塔)がある。旅順博物館には、戦前東本願寺の大谷光瑞が資金を出して組織した探検隊が西域で集めた収集品(5体のミイラなど)などがあり、戦後できた新館は美術品を収容する。東鶏冠山は日露戦争時の塹壕がそのまま残るところで、旅順港攻略戦の模型図もあり、反帝国主義教育に利用されている。日露監獄はロシア時代・日本時代の監獄で、ここも反帝国主義教育に利用されていて、伊藤博文をハルビン駅前で暗殺した安重根が死刑前に収容された部屋もあり、また日露戦争の初期の戦闘で四国連隊が中心の部隊が勝利して名付けた「剣山」(現在、旅順中路の黄石山)などの日本占領時代の石碑の収納倉庫などもある。黄金山風景区には黄金山と、そこで旅順高校の寮歌「北帰行」が作曲されたという伝説のある黄金山海水浴場がある。 旅順日露戦争陳列館 東鶏冠山北堡塁跡に隣接しており、中国側の視点で見た日露戦争の歴史教育施設となっている。 世界和平公園 旅順の市街中央部から新区を経て、鉄山からさらに西へ行き、渤海に突き当たった所に、海岸公園が最近作られた。 百年灯塔公園、黄海・渤海分界線 百年灯塔公園には、19世紀末に建てられた灯台があり、岩海岸に「遼東半島最南端」の石碑もあり、左は黄色の黄海で右は青色の渤海で、あきらかに海の色が違い、風があればが色が入り混じる「黄海・渤海分界線」と呼ばれる現象を見ることができる。 老鉄山温泉 遼東半島の南端近くにある最近できた温泉で、露天風呂もある。
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