安重根とは? わかりやすく解説

安重根

読み方:アンジュングン
別名:안중근
英語:An Jung-geun

1879年生まれの、韓国の民族主義者。1909年10月26日中国ハルビン駅において、日本初代首相であり、初代韓国統監務めた伊藤博文暗殺したことで知られる

安重根は、伊藤博文暗殺した理由として、伊藤博文に「15の罪」があるとし、「乙未事変主導」や「第二次日韓協約締結」などを挙げた。安重根は伊藤博文殺害後、すぐに官憲捕らえられ旅順刑務所移送されたのち、1910年3月26日死刑執行された。安重根は獄中で「東洋平和論」を著したが、未完終わっている。

韓国では安重根は「義士」と呼ばれ国民的英雄として讃えられている。安重根の思想や「偉業」をテーマとした記念館の設立、安重根の名に因んだ潜水艦建造、安重根の肖像画採用した200ウォン切手製造など、2013年現在に至るまで、様々な場面で取り上げられ民族意識高揚用いられている。また、安重根が洗礼受けたカトリック信者であったことから、カトリック教義殺人禁止されているにもかかわらず韓国国内カトリック教会が安重根を「聖人」に準じる福者」に列福ようとした出来事もあった。韓国政府2013年11月現在、殺害現場ハルビン駅に安重根の石碑建立する運動進めている。

安重根に対す評価は、国によって大きく異なっている。日本においては、安重根は政府要人暗殺したテロリストであるという認識がされており、政府も安を「犯罪者」と表現している。伊藤博文日韓併合に対して慎重論とっていたことから、安重根による暗殺逆に併合動き促進した捉えられることも少なくない一方中国では韓国同様に、安重根を抗日民族運動英雄として扱う向きがあり、中国政府2013年11月現在、韓国石碑建立運動協力的な構え見せている。しかし、中国政府日本国内反日勢力への配慮もあり、安重根を積極的に礼賛しているわけではなく過去にはハルビン建設された安重根の銅像撤去したこともある。

あん‐じゅうこん〔‐ヂユウコン〕【安重根】

読み方:あんじゅうこん

[1879〜1910]朝鮮の独立運動家。黄海道海州出身日本朝鮮侵略動き対し1907年ごろから義兵運動を展開。09年、ハルビン駅頭で初代韓国統監伊藤博文暗殺翌年処刑された。アン=ジュングン


アン‐ジュングン【安重根】

読み方:あんじゅんぐん

あんじゅうこん(安重根)


安重根

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/15 08:45 UTC 版)

安 重根(あん じゅうこん、アン・ジュングン、안중근、1879年9月2日[注釈 5] - 1910年3月26日)は、大韓帝国(韓国)の独立運動家テロリストであり、伊藤博文を殺害した暗殺者である。本貫は順興安氏[1]




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