アジア諸国での事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 09:22 UTC 版)
このほか、近代から現代にかけて、烈士の呼称は漢字語彙を使用する漢字文化圏諸国では広く使われている。いずれも自らの生命とひき替えに国家、民族や特定政党の利益を守った人物を呼ぶ点で共通している。大韓民国では柳寛順、安重根など独立運動に参加して犠牲になった英雄を独立烈士または愛国烈士と呼ぶ。また革命によって建国を果たした中華民国、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、ベトナムでは革命烈士の称号が制度化されており、うち北朝鮮では建国前の犠牲者を革命烈士、建国後の犠牲者を愛国烈士と呼び分けている。 現在でも普通名詞として使用されることがあるが、「生命を賭ける」意味合いは薄れている。最近では、第2回WBCの日本戦で活躍した韓国の奉重根に、安重根にあやかって「奉重根烈士」と名づけられた例がある。
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