進士とは? わかりやすく解説

しん‐し【進士】

読み方:しんし

《「しんじ」とも》

中国で、科挙試験科目の名称。のちに、その合格者をいった。

律令制で、官吏登用試験科目の名称。また、その合格者

平安時代2合格した文章生(もんじょうしょう)のこと。


進士

読み方:シンシ(shinshi), シンジshinji

古代律令制式部省官人登用試験の一、文章生別称


進士

読み方:ちんさ

  1. 深夜窃盗犯常習者-「進士」ハ昔日韓国時代ニ於ケル官名ニシテ徒食スルノ意味ナリ。〔朝鮮人隠語
  2. 深夜窃盗常習者。〔朝鮮人語〕
  3. 忍込窃盗犯人を云ふ。

分類 朝鮮人朝鮮人

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進士

読み方
進士しんし
進士しんじ
進士にいがた

進士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 10:23 UTC 版)

進士
明代の官僚王瓊進士服姿
中国語
繁体字 進士
簡体字 进士
発音記号
標準中国語
漢語拼音 jìnshì
注音符号 ㄐㄧㄣˋ ㄕˋ
日本語
漢字 進士
Transcriptions
ローマ字 shinshi
朝鮮語
ハングル 진사
漢字 進士
発音記号
RR式 jinsa
MR式 jinsa
ベトナム語
クオック・グー tiến sĩ
チュハン 進士
満洲語
満洲文字 ᡩᠣᠰᡳᡴᠠᠰᡳ
メレンドルフ dosikasi

進士(しんし)とは、から北宋中期にかけての科挙の六科の一つ。王安石の改革で進士科以外が廃止された後は、科挙の登第者(合格者)を指し、以降の南宋からまで続いた制度である。

進士科

隋代の初めに科挙が開始されたが、605年に進士科が設けられた。隋・の時代は進士科と明経科で試験が別になっていた。明経科では儒学の知識と時務策のみであったが、進士科ではこれに詩賦が加わった。

進士科は試験が最も難しく、1回に採られる人数は2~30人と明経科の十分の一であったため、最も重んじられ、地位は他の科よりも高かった。「明経科は30歳でも年寄り、進士科は50歳でも若い方」という言葉はいかに進士科が難関であったかを示している。

王安石の改革以後

の科挙制度も開始時は進士・明経その他の科が設けられていたが、王安石の改革で明経などの諸科が廃止されて、進士科一科となった。で科挙が開始された時も進士科のみで、もそれを受け継いだ。そのため科挙の登第者のことを進士と称するようになった。

明清では殿試で選ばれた登第者は三甲に分けられた。一甲は状元榜眼探花の3名で「進士及第」と称し、二甲は若干名(清では一般に40-50名)で「進士出身」と称し、それ以外の三甲(清では一般に100-300名)は「同進士出身」と称した。世間の人々はそれらをまとめて進士と呼んだのである。

関連項目


進士(しんし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 17:24 UTC 版)

彩雲国物語の用語」の記事における「進士(しんし)」の解説

配属先が決まる前の新人官吏現実異なり合格者全体指さない角川ビーンズ文庫版では「しんじ」とルビ振られていたが、角川文庫版削除された。

※この「進士(しんし)」の解説は、「彩雲国物語の用語」の解説の一部です。
「進士(しんし)」を含む「彩雲国物語の用語」の記事については、「彩雲国物語の用語」の概要を参照ください。

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