西域とは? わかりやすく解説

さい‐いき〔‐ヰキ〕【西域】

読み方:さいいき

せいいき(西域)


せい‐いき〔‐ヰキ〕【西域】


さいいき 【西域】

セイイキとも。中国から見た西の地方。時代により範囲違いがあるが、狭く東トルキスタン指し広くは西トルキスタン・アフガニスタンからインドをも含む。漢代にはオアシスイラン系諸族が小都市国家をつくり、西域三十六国総称された。仏教が盛んで経典編纂翻訳行われ彫刻仏画発達したが、一一世紀回教徒侵略破壊された。

せいいき 【西域】

→ 西域

西域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 09:23 UTC 版)

西域(さいいき、せいいき[注釈 1]拼音:xīyù , Western Regions)は、古来、中国人中国の西方にある国々を呼んだ総称である[1]。元々はタリム盆地諸国を指したが、拡張されてジュンガル盆地、中央アジア、イランインド、さらに地中海沿岸に至る西アジアをもいう。


注釈

  1. ^ 「西」は漢音で「セイ」、呉音で「サイ」。『世界大百科事典』(間野英二執筆)は「さいいき」、『日本大百科全書』(佐口透執筆)は「せいいき」とする。
  2. ^ 翕侯(きゅうこう)とは、月氏における諸侯の意であるが、このとき烏孫の地にも翕侯がいた。それは烏孫がイリ地方に割拠する前に大月氏がイリ地方にいたので、大月氏が烏孫に侵攻された際、いくらかの月氏人がイリ地方に取り残されたためである。
  3. ^ 719年、碎葉(スイアブ)の代わりに焉耆が安西四鎮に加わる。

出典

  1. ^ a b c d e f g シルクロード検定実行委員会 編『読む事典シルクロードの世界』NHK出版、2019年2月、301頁。ISBN 9784140817742 
  2. ^ 和田清榎一雄護雅夫
  3. ^ a b 『史記』大宛列伝
  4. ^ 岩村 2007,p79 - 83
  5. ^ 赤松 2005,p26 - 28
  6. ^ 岩村 2007,p83 - 84
  7. ^ a b c d 『漢書』西域伝
  8. ^ 岩村 2007,p84
  9. ^ 赤松 2005,p52
  10. ^ 岩村 2007,p84 - 86
  11. ^ 『漢書』匈奴伝
  12. ^ a b c d 『後漢書』西域伝
  13. ^ 『魏略』西戎伝
  14. ^ 赤松 2005,p187 - 219
  15. ^ a b 『晋書』四夷伝
  16. ^ a b 『魏書』西域
  17. ^ 『北史』西域
  18. ^ 『隋書』西域
  19. ^ a b 『旧唐書』西戎
  20. ^ a b 『新唐書』西域上下


「西域」の続きの解説一覧

西域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 23:09 UTC 版)

ミスマルカ興国物語」の記事における「西域」の解説

大陸西部一帯占め荒廃した広大な地域魔物発生率数百数千パーセントにも及ぶ場所まであるというまさに人外魔境。その奥深くには魔王存在すると言われている。魔人含め到底人の住めない地域と言われているが、犯罪者賞金稼ぎ達が存在するその様旧文明崩壊した数百年前から変わっていないとされる住んでいるのは西域の外でいうマトモ人間一人もおらず、皆どこかが「壊れている」人間ばかり。番号呼ばれる場所もあればダストカントリー、カデナージガレージ、わくわくモンスターランドなど名前で呼ばれる場所もある。

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西域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:26 UTC 版)

後漢」の記事における「西域」の解説

前漢時代栄えた西域経営も、王莽失政途絶えてしまい、中国後漢建ってもしばらくは着手できずにいた。その間、西域では莎車国が強盛となり、他の国々従え匈奴でさえも手が出せない強国となっていた。そこで建武14年38年)、莎車王の賢が後漢朝貢し、ここでやっと西域との国交復活する。しかし、本格的な経営困難な状態で、西域都護派遣することさえできずにいた。実際、西域諸国莎車王賢圧政苦しんで西域都護派遣するよう要求してきた時も派遣できず、その結果西域諸国匈奴に附いてしまった。 後漢本格的に西域経営始めるのが、明帝永平16年73年)のことで、明帝北伐行い太僕祭肜奉車都尉の竇固,駙馬都尉耿秉騎都尉の来北匈奴を討たせ、仮司馬班超を西域諸国派遣し、ふたたび西域経営始めることに成功したその後、西域諸国一斉蜂起したこともあったが、新たな西域都護班超のもと、安定した西域経営が行われ、しばらくタリム盆地後漢勢力にあったまた、班超部下甘英派遣して、西域の更に西方に向かわせ、現在のシリア近辺まで至らせた。 延熹9年166年)には大秦国王安敦詳しく注参照)の使者名乗る者が漢の日南郡到達しローマ帝国内の事柄伝わり、この時期ローマ帝国との間で細いながら交流があったことが窺われる

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西域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 09:29 UTC 版)

Creatures〜生きとし生けるもの達へ」の記事における「西域」の解説

ムーンシャインタウン 千年前の戦いの後にできた人間側最大の街で、東域と西域を結ぶゲートのすぐ西にある。 センター ムーンシャインタウンの南にあり、王宮があると共に人間モンスターから守るための戦士養成各地派遣している。千年前の戦い勝利した勇者戦士魔術師僧侶の力を後世受け継ぐため、その子孫代々幹部勤めているが、幹部高齢化批判されている。 ミスティヴィレッジ 大陸北西部にある包まれモンスターに見つかりにくい平和な家族黒疽病患者発生すると、治癒祈念しオルゴール作る風習がある。(ただし、呪術的なものを含め何らかの治療効果期待するというよりも、感染した親の隔離確実にするためと残された子どもの精神面での安定を図る要素が強いことを村民一人終盤でのミルシア語っている) 中盤デヴィル襲撃受けたが、I'・G決死行動により危険を知り村民避難することに成功したアクアゲート 大陸南西部半島突端にある人間側港町ユートピア行きの船が出る。 楽園樹の森 人間にはまだあまり知られていないで、あらゆる生物にとって食料豊富に得られるモンスターたちは、自ら掟によりそこへ永住することを禁じている。ゲート建設後モンスターはここへ行き来できなくなったことから食糧難悩まされていた。

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西域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:55 UTC 版)

「隋」の記事における「西域」の解説

隋王朝は西域の支配確立した以前王朝本土戦争によって西域の支配おろそかになって多くの国が独立したが、隋王朝はその多く奪還し、また突厥に対しても西域の一部奪取することに成功した。これらの出来事は、後の国際的な文化の発展つながってくる。

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